すかいらーくの株価はなぜ上昇しているか?今後の株価や株主優待を予想!

すかいらーく 株価 上昇 理由 個別銘柄分析

今回注目するのは、日本最大手のファミリーレストランチェーンを展開する企業であるすかいらーく(3197)について分析します。

同社は2025年3月から株価が上昇し続け、上場来高値を更新を連日しています。

本記事では、すかいらーく(3197)の株価上昇の背景を解説するとともに、今後の業績や株価の見通しについて詳しく考察します。

結論

すかいらーく(3197)の株価が上昇している理由
・既存店売上高の増加
・株主優待制度の拡充
→ファンダ面でもテクニック面でも買い時

1. 会社情報

すかいらーくホールディングスは、日本最大手のファミリーレストランチェーンを展開する企業です。

主力ブランドである『ガスト』をはじめ、中華レストランの『バーミヤン』、和食レストランの『夢庵』など、多様な業態を持っています。

さらに、2023年には九州を中心に展開する「資(すけ)さんうどん」を買収し、関東進出を本格化。2024年には東京・両国に関東2号店をオープンし、大きな話題となりました。

2. すかいらーくの株価上昇の理由は?

最近、すかいらーくの株価が連日上場来高値を更新しており、投資家の注目を集めています。

その背景には、主に2つの要因があります。

(1) 既存店売上高の増加

2024年3月5日、すかいらーくグループはIRレポート(速報値)を発表しました。

その中で、2月度の既存店売上高が前年同月比で10.6%増と好調に推移していることが明らかになりました。

これは1月に続き2カ月連続のプラス成長であり、市場からも好感されています。

また、全店ベースでは16.1%増と、さらに大幅な成長を記録しました。

この要因として、

  • 主力ブランド「ガスト」でのコスパ商品の導入
  • パスタ商品の拡充
  • 「資さんうどん」関東2号店(両国店)のオープン(初日は170人以上が行列)

といった施策が功を奏し、客足を伸ばしていることが挙げられます。

(2) 株主優待制度の拡充

2024年3月14日、すかいらーくは株主優待制度の拡充を発表しました。

  • 優待カードの利用単位を500円単位から1円単位へ変更
  • 優待カードの利用可能店舗に「資さんうどん」を追加

この発表を受けて、株主優待の魅力が向上し、個人投資家からの買いが増加しました。

業績面と株主優待面の両方で、投資家に好感を持たれて株価はさらに上昇し、連日高値を更新しています。

3. 今後の株価を考察

(1) ファンダメンタル分析

すかいらーくの業績は、コロナ前の水準に回復しつつあります。

特に、外食産業全体で客足が戻ってきている中で、すかいらーくの各ブランドも集客を伸ばしています。

また、原材料費や人件費の高騰といったリスク要因についても、メニュー価格の適正な調整によって吸収できているため、収益への悪影響は限定的です。

さらに、

  • 店舗改装やDX(デジタルトランスフォーメーション)投資による効率化
  • 新規業態の拡大(資さんうどんの全国展開など)

といった成長戦略が進んでおり、今後の決算でも業績の上方修正が期待される状況です。

また、6月の株主優待権利日に向けた買いが増加している点も、株価の押し上げ要因となるでしょう。

PER46.4倍といっけん割高に見えますが、これまでのPERも40倍付近を推移しているため今のPERは通常時だと言えます。

そのため、ファンダメンタル面でいえば業績も良く、今後の業績にも伸びしろがるので、買い時だと言えるでしょう!

参照:https://irbank.net/3197/per?mw=2

(2) テクニカル分析

株価の動きを見ると、2024年3月から上昇トレンドが本格化しています。

  • 上場来高値を更新し続けており、投資家心理としても「買いが強い」
  • 損失を抱えている投資家が少ないため、楽観的なムード
  • しかし、3,000円付近で一旦調整する可能性あり
  • 25日移動平均線を下回らない限り、買いのチャンス

特に、上昇トレンドの初期段階であるため、今のタイミングは比較的買いやすい状況と考えられます。

参照:https://kabutan.jp/stock/finance?code=3197

4. まとめ

すかいらーくの株価が上昇している理由として、

  1. 既存店売上高の大幅増加(特に「ガスト」や「資さんうどん」の好調)
  2. 株主優待制度の拡充による個人投資家の買い増し

の2点が挙げられます。

今後の株価についても、

  • 業績の回復と成長戦略の推進
  • 6月の株主優待権利取りに向けた買い
  • テクニカル的な上昇トレンド継続

といった点を考慮すると、さらに上昇する可能性が高いと予想されます。

ただし、短期的には3,000円付近での調整や、25日移動平均線を下回る可能性もあるため、注意深く見守る必要があります。

株価の動向に注目しつつ、慎重に投資判断を行いましょう!

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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