大和ハウス工業(1925)の分析まとめ
・幅広い事業ポートフォリオを持ち、堅実な経営を続ける企業
・過去17年間赤字なし!
・配当金はなんと13年連続増配見込み!
大和ハウス工業(1925)銘柄情報
それでは大和ハウス工業の情報を見ていきましょう!
大和ハウス工業(1925)の事業内容
大和ハウス工業(1925)は、住宅事業を基軸に、商業施設、物流施設、さらには工業団地の開発など多岐にわたる事業を展開しています。
また、海外事業も積極的に展開しており、アジアを中心に成長を続けています。
特に、物流施設の需要が増加する中で、同社の事業展開は今後も堅調に推移することが予想されます。
参照:https://www.daiwahouse.co.jp/ir/segment/?page=from_header
バランスの良いセグメント別売上高!
バランスの良いセグメント別売上比率になっており、どこかのセグメントが不調の場合でも堅い売上を保てることができることが分かりますね。
一方、営業利益の比率を見てみると意外にも戸建住宅の利益は売上に対して少し少ないのが分かります。
私的には大和ハウスと言ったら戸建てのイメージだったので良い発見でした。
商業施設と事業施設のセグメントが営業利益の比率の過半数を占めており、やはりBtoB向けの事業が強いことが分かります。この2つのセグメントは今後も期待でき、ここが伸びてくれば大きく売上などに影響しそうですね!
参照:https://www.daiwahouse.co.jp/np/04.html
海外の売上は約10%程度!
少し古いデータになるのですが、海外事業は全体の売上の10%だと言うことが分かります。
住宅や施設系はなかなか海外で展開するのは難しそうですね。逆に海外展開を成功させていけば大きく売上に貢献しそうなので大和ハウスの動向を随時チェックですね!
大和ハウス工業(1925)の業績
売上収益の推移
着実に増収増益を確保する堅実な企業!
過去数年間、大和ハウス工業は安定した売上高と利益を確保してきました。
2023年度の決算では、売上高が前年同期比で増加し、純利益も堅調に推移しました。
特に、物流施設や商業施設の開発が収益に貢献している点が注目されます。
過去17年間赤字なし!
上記の画像は過去17年の営業利益となっております。
なんと1度も赤字を出したことがないのですね!?
財務状況
堅実な資金繰り!
自己資本比率は2024年では37.3%となり、37%台をキープしていることが分かり、堅実な企業だと言えますね。
また有利子負債倍率は2024年では0.91となっており、建設業は借金が多くなる傾向なのかなと思いますが、1を超えていないので全然大丈夫ですね。
また、潤沢な余剰資金で最大300億円の投資枠設定した社内起業制度を開始し、挑戦的な風土醸成や新規事業の開拓狙っていることが分かりますね。
理想的なROEをキープ!!
2023~2025(予)でROEが10%以上をキープしており、とことん魅力的な企業と言えます。
大和ハウス工業(1925)の株価
株価:4,517円
PER:11.1倍
PBR:1.16倍
配当金:143円
配当利回り:3.21%
配当性向:35.1%
時価総額:2兆9,789億円
※2024/8/29のデータ
上記は大和ハウス工業(1925)の月足のチャートとなります。
業績を毎回伸ばしているにしてはチャートの方は右肩上がりではないですね。
でも下がったとしてもなんだかんだで上昇して戻していますが。
PERは11.1倍となっており、過去のPERを見ると平均が14倍なので少し割安感があります。
株価も超絶下がったりしないので長期保有がメインな方はおすすめな銘柄です。
また、長期保有でなくても3000円台でリバウンドする傾向があるのでそこまで下がったら底値狙いで買っても良いかもです(このままずっと上がりそうな気がしますがw)
大和ハウス工業(1925)の配当金の推移
配当金はなんと13年連続増配見込みとなっています!
配当利回りと配当性向は共に無理のない理想的な配当利回りと配当性向となっており、連続増配を記録しています!
さすが最強高配当銘柄ですね…株主還元に積極的な姿勢が見られます。
これは人気ですわ。
まとめ
大和ハウス工業(1925)は、幅広い事業ポートフォリオを持ち、堅実な経営を続ける企業です。
今後も物流施設や商業施設の需要拡大が見込まれる中、同社の成長が期待されます。
また、高い配当利回りと安定した株価動向も、投資家にとって魅力的なポイントです。
引き続き、業績や市場動向に注目しつつ、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上