株式投資において、買い時かどうかを判断するためには、チャート分析が非常に重要です。初心者の方でも簡単に理解できるように、今回は「買いのチャート」と「買わないチャート」の見方について詳しく解説します。
この記事では、具体的なテクニカル指標を使用して、買うべきタイミングと避けるべきタイミングを判断する方法を紹介します。全部のチャートに当てはまるわけではないので参考程度に受け止めて頂ければと思います!
結論
買いチャートの見方
・ゴールデンクロス(Golden Cross)
・トレンドラインのブレイクアウト
買わないチャートの見方
・デッドクロス(Dead Cross)
・急上昇している銘柄
1.買いチャートの見方
買いのチャートとは、株価が今後上昇する可能性が高いと判断できるチャートです。以下のポイントに注目しましょう。
1.1 ゴールデンクロス(Golden Cross)
参照:https://kabutan.jp/stock/chart?code=9432
ゴールデンクロスは、短期移動平均線(例:5日線)が長期移動平均線(例:25日線・75日線)を下から上にクロスする現象です。これは、短期的な上昇トレンドに入る兆候とされ、多くの投資家が「買い」サインと見なします。
上記の画像の例で言うと、25日線と75日線の両方を上に抜けそうなチャートをウォッチしておき、25日線と75日線の両方を上に抜けたところが買いポイントとなります。
1.2 トレンドラインのブレイクアウト
参照:https://kabutan.jp/stock/chart?code=8267
チャート上に引いた抵抗線(上昇を妨げるライン)を株価が突破する「ブレイクアウト」が起きた時は、買いのタイミングです。特に、取引量(出来高)が増加している場合は信頼度が高まります。
上記の画像の例で言うと、3600円が抵抗線となっており、赤枠の時に抵抗線をブレイクしたところが買いポイントとなります。
2.買わないチャートの見方
買わないチャートとは、株価が下落する可能性が高い、もしくはリスクが高いと判断されるチャートです。こちらもいくつかのパターンがあります。
2.1 デッドクロス(Dead Cross)
デッドクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下にクロスする現象です。これは下降トレンドのサインとされ、買いを避けるべき時期を示します。
上記の画像の例で言うと、4月の時に5日線が25日線と75日線を下に落下しており、最終的には25日線と75日線から株価が大きく下に離れている銘柄は買わないチャートのポイントです。
株価が25日線と75日線の両方を上に抜けるのは時間がかかるためです。
2.2 急上昇している銘柄
急上昇している銘柄は、25日線と75日線から株価が大きく上に離れてしまっている銘柄が当てはまります。これは下降トレンドのサインとされ、買いを避けるべき時期を示します。
上記の画像の例で言うと、25日線と75日線をすでに上に抜けて、株価が大きく上がりきってしまって25日線と75日線から株価が大きく離れている銘柄は買わないチャートのポイントです。
3. まとめ
買いのチャートと買わないチャートを正しく見分けることは、株式投資で成功するための第一歩です。
また、習慣的にチャートを見て買いか買いじゃないかを見定めれるようになることが大切です!
上記の内容はぜひ参考にしていただければと思います。
以上