日本市場の主要株価指数まとめ (2024/11/18~2024/11/22)
- 日経平均株価: 38,208円 (前週比:-75円, -0.2%)
- TOPIX: 2,680円 (前週比:-15円,-0.6%)
- JPX日経インデックス400:24,380円 (前週比:-162円, -0.7%)
- 東証グロース市場250指数:643円 (前週比:+9円, +1.4%)
- 東証REIT指数: 1,662円 (前週比:-19円, -1.2%)
今週、為替市場で円高が進行する中、日経平均株価は一時3万7,900円台まで下落しましたが、最終的には3万8,000円台で小幅な下げにとどまりました。
市場関係者によれば、「3万8,000円を下回る水準では割安感からの買いが入る」とのことで、現在はこのラインを巡る攻防が注目されています。
投資家の多くは、方向性が定まらない相場展開に慎重な姿勢を保っているようです。
価格別出来高を分析すると、4万円付近では売り圧力が強く、3万8,000円付近では買い圧力が強いことが確認できます。
このため、どちらかの水準を突破すれば、現在のレンジ相場が大きく動く可能性があります。
来週からは2024年相場の締めくくりとなる12月相場が始まります。
秋に行われた日米の選挙を経て、年内の主要イベントはほぼ終了したと見られていましたが、「日米欧の中央銀行による金融政策決定会合が再び大きな焦点となる」との指摘があります。
12月のFOMCでは、一時は政策金利の据え置きが予想されていましたが、現在では0.25%の利下げ観測が強まっています。
一方、日銀の金融政策決定会合では追加利上げの可能性が注目されており、その有無が焦点となっています。
米国での利下げ期待が高まり、日本で追加利上げが行われれば、為替相場は1ドル=150円を下回り、さらなる円高が進行する可能性があります。
現在の円高傾向が懸念される中、東京株式市場では、ニトリホールディングス(9843)、サイゼリヤ(7581)、吉野家ホールディングス(9861)などの内需関連株が注目されるでしょう。
一方、グロース市場は小幅上昇しており、為替の影響を受けにくいとされる内需関連の中小型株に資金が流入していると考えられます。
しかし、日本での利上げが進む中、グロース市場の先行きは不透明であり、現在の大型株の停滞を受けて一時的にグロース株が買われている可能性があります。
銘柄一覧と予測(2024/11/25~2024/11/29)
今週(2024/11/25~2024/11/29)の株価上昇銘柄を予想結果と考察をしてみました。
ミライト・ワン、コムシスHD、大林組、日本ゼオン、ニチアス、三浦工業、ジャフコ グループ、NTTデータグループの8銘柄について、現在の株価とトレンドから予想を行いました。
基本的には上昇トレンドの順張りスイングトレード向きの銘柄選択しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/
1. ミライト・ワン (1417)
- 11/25:¥2,214 → 11/29:\2,160(-54円)
- 買い理由:出来高が増加しており、三角持ち合いのパターンを形成中。25日線上で反発し、さらなる上昇が期待されます。
会社情報
通信インフラの設計・施工を手掛けるミライト・ワンは、5Gインフラ整備やDX推進に伴う需要拡大を背景に、安定した成長が見込まれています。
株価予想
出来高が増加しており、三角持ち合いのパターンを形成中。25日線上で反発し、さらなる上昇が期待されます。
結果の考察
今週は建設業相場全体が弱く、つられて売られたように感じます。
25日線を下回ったことから下降トレンドに変換しそうです。
2. コムシスホールディングス (1721)
- 11/25:¥3,378 → 11/29:\3,263(-115円)
- 買い理由:3,250円をブレイクし、買い圧力が高まっています。さらなる上昇余地があります。
会社情報
通信工事のリーディングカンパニーであるコムシスHDは、全国規模でのインフラ整備を支えています。特に通信関連設備の更新需要が業績を下支えしています。
株価予想
3,250円をブレイクし、買い圧力が高まっています。
3,400円台への到達が期待され、買い場として注目されています。
結果の考察
こちらも建設業相場全体が弱く、つられて売られたように感じます。
11/28に反発した理由は、SMBC日興証券が27日、コムシスHDの目標株価を3550円から3650円に引き上げられたからですね。
3. 大林組 (1802)
- 11/25:¥2,135 → 11/29:\2,135(±0円)
- 買い理由:2,100円をブレイクし、上昇トレンド形成中。さらなる上昇には出来高の増加が重要です。
会社情報
国内建設業の大手企業である大林組は、大規模プロジェクトの施工実績が豊富です。インフラ投資や都市開発の需要が収益を支えています。
株価予想
短期的には2,200円を目指す可能性があります。
2,100円を維持できれば、さらに上昇する余地があります。
結果の考察
一時下がったのですが、週初めの株価に週末にかけて戻りました。
大林組の株価は買い圧力が強そうなので、まだ上昇トレンドは継続しそうな気がします。
4. 日本ゼオン (4205)
- 11/25:¥1,466 → 11/29:\1,404(-62円)
- 買い理由:先週の調整後も買い圧力が強く、回復の兆しが見えています。
会社情報
合成ゴムや化学製品を製造する日本ゼオンは、自動車産業やエレクトロニクス分野で広く採用されています。
株価予想
短期的には1,500円の回復が期待されます。買い圧力の継続がポイントです。
結果の考察
こちらも押し目買いが失敗してしまいました。
今週は買い圧力がなくなっており下がったと思われます。
買いがあるかないかを見極めることがやはり大事ですね。
5. ニチアス (5393)
- 11/25:¥6,039 → 11/29:\5,798(-241円)
- 買い理由:出来高増加に伴い、週足で強い買い圧力を確認。6,000円を突破すれば、さらなる上昇が期待されます。
会社情報
断熱材や耐火材を製造するニチアスは、環境対応製品への需要増加が成長の原動力です。国内外で安定した収益を確保しています。
株価予想
出来高増加に伴い、週足で強い買い圧力を確認。短期的には6,200円を目指す可能性があります。
特にブレイク後の出来高動向が重要です。
結果の考察
6000円で壁があり、下がってしまいました。
25日線上で持ちこたえているのでここで反発したら買いかと思います。
6. 三浦工業 (6005)
- 11/25:¥3,890 → 11/29:\3,737(-153円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きで、出来高も増加傾向。安定した上昇トレンドが形成されています。
会社情報
産業用ボイラのトップメーカーである三浦工業は、省エネ・環境対応技術に強みを持ち、国内外で高いシェアを誇ります。
株価予想
5日線・25日線が上向きで、出来高も増加傾向。
短期的には3,900円台の到達が期待され、5日線を下回らない限り上昇基調が継続する可能性があります。
結果の考察
資金がどこかにいったのか、急に出来高が減り、株価も落下してしまいました。
前回の高値(3880円)が意識されて売られたのかなと思います。
7. ジャフコ グループ (8595)
- 11/25:¥2,131 → 11/29:\2,113(-18円)
- 買い理由:出来高が爆発的に増加しており、大口の買いが入った可能性が示唆されています。短期的な株価上昇が見込まれます。
会社情報
ベンチャーキャピタル事業を展開するジャフコは、国内外の新興企業への投資で収益を上げています。
株価予想
出来高が爆発的に増加しており、大口の買いが入った可能性が示唆されています。
2,200円を突破すれば、さらに上昇する可能性が高いです。特に出来高の推移に注目する必要があります。
結果の考察
先週の出来高増加、株価上昇はなんだったのか、今週は出来高が通常通りになってしまいました。
しかしながら、株価はあまり動いていなく、まだ上昇するか落下するか分からないのでウォッチしとくのが良いでしょう。
8. NTTデータグループ (9613)
- 11/25:¥2,984 → 11/29:\2,898(-86円)
- 買い理由:レイティングが3,300円に引き上げられ、上昇トレンドが形成されています。
会社情報
NTTデータは、国内外の大手企業向けにITソリューションを提供するリーディングカンパニーです。DX推進が業績拡大の追い風となっています。
株価予想
レイティングが3,300円に引き上げられ、上昇トレンドが形成されています。
3,000円を突破すれば、3,300円を目指す展開が期待されます。
結果の考察
週初めに上昇したのですが、以降は先週と同じ株価に戻ってしまいました。
株価が相場全体よりも下がっていないことからまだ上昇する余地はあるかと思います。
まとめ
相場全体が悪い場合はいろいろと手を出さない!
以上