日本市場の主要株価指数まとめ (2024/11/11~2024/11/15)
- 日経平均株価: 38,642円 (前週比:-857円, -2.2%)
- TOPIX: 2,711円 (前週比:-30円,-1%)
- JPX日経インデックス400:24,694円 (前週比:-338円, -1.4%)
- 東証グロース市場250指数:625円 (前週比:-0.93円, -0.1%)
- 東証REIT指数: 1,662円 (前週比:-11円, -0.7%)
今年の秋は、国内外で大きな政治イベントや経済動向が市場の注目を集めました。
9月下旬の自民党総裁選、10月の衆議院選挙、そして11月5日のアメリカ大統領選と続き、この間に日銀の金融政策決定会合や米国の連邦公開市場委員会(FOMC)、企業の中間決算発表も重なりました。
これらのイベントが一巡し、15日をもって主要な決算発表も終わったことで、今後の株価の動向は、イベント後の相場の展開に左右される段階に入ったといえるでしょう。
米国市場では、米中間の貿易摩擦への懸念が再燃し、為替市場ではドル高・円安が進行。
1ドル156円台まで円安が進みましたが、貿易摩擦リスクが投資家心理の重しとなり、自動車などの輸出関連株には期待された追い風は吹かず、週末にかけて日経平均株価は上値の重さを感じさせる展開となりました。
さらに、日経225先物は、日中の終値比で630円安の38,040円で取引を終了しました。
来週の市場はマイナスからのスタートになることが分かっているのでまだレンジ相場が続くのではないかと思います。
米国のハイテク株の大幅下落が影響し、週明けには日経平均が38,000円を巡る攻防になる可能性が高まっています。
特に、サポートラインとされる200日移動平均線(200MA)を割り込む形となっており、このラインを早期に回復できなければ、投資家心理にさらなる負担がかかると見られます。
日経平均株価はここ数日、連続して陰線を記録しており、上値の重さが顕著です。
今後の日本株市場は、方向感に欠けた展開が続く可能性が高く、短期的な資金の出入りが中心となりそうです。
その影響で、プライム市場の売買代金は徐々に減少すると予測されます。
投資家としては、イベントリスクが一巡した後の市場の流れを慎重に見極める姿勢が求められる局面です。
銘柄一覧と予測(2024/11/11~2024/11/15)
今週(2024/11/11~2024/11/15)の株価上昇銘柄を予想結果と考察をしてみました。
MonotaRO、旭化成、日本ゼオン、太陽ホールディングス、ノジマ、パイロット、三菱UFJ、三井住友トラスト、SBIホールディングス、オリックスの10銘柄について、現在の株価とトレンドから予想を行います。
基本的には上昇トレンドの順張りスイングトレード向きの銘柄選択しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/
1.MonotaRO (3064)
- 11/11:¥2,715 → 11/15:\2,509(-206円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きのため、短期的な上昇トレンドが期待される。
会社情報
MonotaROは工業用品の通販サイトを運営し、特に中小企業向けのニッチな市場で成長を続けています。
ネット通販の拡大に伴い、さらなる需要が見込まれます。
株価予測
5日線と25日線が上向きで、強気の買いシグナルが点灯しています。
短期的には2,700円超えを目指す展開が予想されます。
結果の考察
MonotaROが落下した理由は、新高値である2800円にタッチしてキリが良く利確売りが増えて落下してしまいました。
始めは買い圧力が強かったのですが、25日線と株価の乖離率が10%を超えていたので警戒しないといけなかったかもしれません。
急に落下したので25日線上で反落しそうではありますが、来週の日経平均がどうなるかで決まりそうです。
2.旭化成 (3407)
- 11/11:¥1,143 → 11/15:\1,108(-35円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きで上昇トレンドが形成されている。
会社情報
旭化成は化学、医薬品、住宅など多岐にわたる事業を展開しています。
特に環境対応技術やリチウムイオン電池材料の開発に注力しており、成長が期待されています。
株価予測
移動平均線の上向きが示唆するように、今後は1,200円を目指す動きが期待されます。
結果の考察
旭化成の株価が落下した理由は、決算後の買いの波に乗るのが遅く、今週には利確売りが増えて株価が落下したと考えられます。
決算後に伸びるのは2,3営業日だと思っていた方が良いかもしれません。
3.日本ゼオン (4205)
- 11/11:¥1,449 → 11/15:\1,427(-22円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きであるため、さらなる上昇が見込まれる。
会社情報
日本ゼオンは化学製品のリーディングカンパニーで、特に合成ゴムや電子材料に強みを持っています。
自動車や電子部品向けの需要が今後の成長を後押しするでしょう。
株価予測
5日線・25日線の上昇により、短期的には1,500円を目指す可能性が高まっています。
結果の考察
日本ゼオンの株価が落下した理由は、先週から出来高が減っており、買いが少なく売りが増えて落下したと考えられます。
やはり、出来高がピークを過ぎている株は避けてたほうが良いかもしれません。
4.太陽ホールディングス (4626)
- 11/11:¥4,125 → 11/15:\4,100(-25円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きであることから、上昇トレンドが期待される。
会社情報
太陽ホールディングスは、電子材料やプリント基板用インクの製造を行う企業で、特に半導体業界との関連が強いです。
5GやIoTの普及が需要増に繋がっています。
株価予測
4,200円を突破する動きが期待され、さらなる上昇の可能性が示唆されています。
結果の考察
太陽ホールディングスの株価が落下した理由は、決算後の上昇から時間が経っており、出来高も減り売りが増えて落下したと考えられます。
5.ノジマ (7419)
- 11/11:¥2,211 → 11/15:\2,373(+162円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きであることから、短期的な上昇が見込まれる。
会社情報
ノジマは、家電量販店チェーンを展開し、特にスマートフォン販売に強みを持つ企業です。
高い販売力で安定的な売上を確保しています。
株価予測
2,250円を目指す上昇が予想されます。
結果の考察
ノジマが株価の上げ幅を拡大している理由は、来年1月6日をメドにパソコン事業を展開するVAIOを実質子会社化すると発表しており、好材料視されているからである。
6.パイロット (7846)
- 11/11:¥4,985 → 11/15:\4,965(-20円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きで上昇トレンドが続いている。
会社情報
筆記具メーカーとして世界的に知られるパイロットは、高品質な製品を提供しています。
特に海外市場での需要拡大が期待されます。
株価予測
5,100円の壁を突破するかが注目され、突破後はさらに上昇する可能性があります。
結果の考察
パイロットの株価が下がった理由としては、5000円を節目に売りが増えて落下したと考えられます。
出来高が減っているので調整が入った後に買いを入れたらまだまだ上昇しそうではあります。
7.三菱UFJ (8306)
- 11/11:¥1,784 → 11/15:\1,824(+40円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きで上昇トレンドが形成されている。
会社情報
日本最大級の金融機関である三菱UFJは、国内外で幅広く金融サービスを提供しています。
低金利の影響からの脱却が注目されています。
株価予測
1,800円の節目を突破すれば、さらなる上昇が期待されます。
結果の考察
三菱UFJの株価が上昇した理由は、金利が上昇しているのもありますが、銀行株の決算がどれもよく、三菱UFJの決算も良かったので今後の期待こみで上昇ラリーを見せています。
出来高の上昇を見る限り、まだ上昇しそうな気がします。
8.三井住友トラスト (8309)
- 11/11:¥3,570 → 11/15:\3,654(+84円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きであるため、さらなる上昇が期待される。
会社情報
三井住友トラストは、信託業務や資産運用業務を中心に展開している大手金融機関です。
安定した収益基盤を持っています。
株価予測
3,600円を突破する展開が予想されます。
結果の考察
三井住友トラストの株価が上昇した理由は、銀行系の株が上昇している背景もありますが、決算もしっかりと良く一瞬落下したのですが、出来高を増やしつつ上昇をしてくれました。
9月の高値付近に近づいており、ここをブレイクすればまだ上昇しそうです。
9.SBIホールディングス (8473)
- 11/11:¥3,582 → 11/15:\3,440(-142円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きで、短期的な上昇トレンドが見込まれる。
会社情報
SBIホールディングスは、金融サービスやフィンテック事業を展開し、特にインターネット金融に強みを持つ企業です。
株価予測
SBIホールディングスは、11/8の決算では増益で着地しており、馬中決算でも落下しなかったことから、来週以降も伸ばしそうです。
3,600円を超えればさらなる上昇が期待されます。
結果の考察
SBIホールディングスの株価が落下した理由は、決算後の相場で売りが増えてしまい落下したと考えられます。
決算後の銘柄にはあまり手を出さない方がいいですね。
10.オリックス (8591)
- 11/11:¥3,493 → 11/15:\3,361(-132円)
- 買い理由:5日線・25日線が上向きであるため、上昇トレンドが継続中。
会社情報
オリックスはリース事業を中心に多角的な事業展開をしており、特に不動産やエネルギー事業が注目されています。
株価予測
オリックスの決算も悪くなく、場中決算だったのですが落下せずに上昇をキープしたことから来週以降も上昇しそうです。
3,500円を突破すればさらに上昇が期待される局面にあります。
結果の考察
オリックスの株価が落下した理由も、決算後の相場で売りが増えてしまい落下したと考えられます。
まとめ
決算後に落下している銘柄は手を出さない!
出来高がピークアウトしている銘柄にも手を出さない!
乖離率も拡大していないか確認すること!
以上