なぜ三菱UFJ・三井住友FG・みずほFGの株価が下落したのか?今後の株価を予想!

なぜ三菱UFJ・三井住友FG・みずほFGの株価が下落したのか?今後の株価を予想! 個別銘柄分析

現在、大手銀行株の株価が急速に下落しており、三菱UFJ・三井住友FG・みずほFGといった大手銀行企業の株価が大幅に下落を続けています。

銀行セクターは利上げ局面といった状況や安定した需要があるものの、なぜこのような下落が続いているのでしょうか?

本記事では、銀行セクターの株価下落の理由を分析し、今後の見通しについて詳しく考察します。

1. なぜ銀行株の株価が大幅に下がったのか?

最近、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などのメガバンク株が急落しました。

その主な要因として、米トランプ政権による相互関税の発表が影響していると考えられます。

米国の相互関税発表とその影響

米トランプ政権は、米国時間の4月2日に相互関税の詳細を発表しました。

この関税策は市場の予想以上に厳しい内容となっており、世界経済に対する懸念が高まりました。

特に、米国の景気減速リスクが意識される中、安全資産である米国債への資金流入が進み、米長期金利が急低下しました。

米長期債利回りは4.23%から4.02%にまで低下し、日本の10年国債利回りも1.34%台まで低下しました。(これは昨年8月以来の大きな低下幅となっています。)

日米の長期金利が下落すると、銀行の利ザヤ(貸出金利と調達金利の差)が縮小し、収益悪化懸念が高まるため、銀行株に売り圧力がかかりました。

為替市場の影響

米長期金利の低下を受け、ドル円相場は一時1ドル=147円台まで円高が進みました。

円高が進むと、日本企業の輸出競争力が低下し、景気減速懸念が広がります。

加えて、円安基調が続くことで期待されていた日銀の利上げの可能性も低下しました。

日本の銀行は金利上昇による収益改善を期待されていましたが、このシナリオが崩れることで、銀行株に対するネガティブな材料となりました。

結果として、東証の業種別指数では銀行株が下落率トップとなる状況に陥りました。

2. 今後の株価を考察

銀行株の今後の動向について、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の観点から考察します。

ファンダメンタル分析

(1)金利動向と収益性

銀行株のパフォーマンスは金利動向に大きく依存しています。

もし米長期金利がさらに低下し、日本の金利も低水準で推移する場合、銀行の利ザヤ縮小が続き、株価は低迷する可能性があります。

私の予想では関税がいつまでかけられるのか分からない今の状況では、長期金利の需要は増加し金利はさらに低下していくのかなとと考えます。

そのため、銀行株の今後の業績も期待が薄れてなかなか株価は戻りにくいと予想します。

一方で、トランプ大統領が関税をやっぱり辞めたと言って、金利が再び上昇すれば、銀行株の回復が期待できますが、、、

(2)政策の影響

これまで円安進行もあり日銀は利上げをして円高に持っていこうとしていましたが、本日の相互関税の影響で円安が一服し、円高進行になりつつあります。

これにより日銀が早期の利上げに踏み切る可能性が低下したとの受け止めることもでき、金利上昇メリットセクターである銀行株に対する売り圧力が今後もあるので、なかなか株価は上がりにくいのかなと考えられます。

逆に日銀が利上げをしたらしたで日本株には悪影響なのでより一層全体的に株価が下がりそうなのでジレンマですね。。。。

テクニカル分析

(1)買い時はいつ?

銀行株のチャートを見ると、短期的には急落後のリバウンドが期待されます。

しかし、今回の関税問題は長引く可能性もあり、なかなか今後の株価に期待もしにくさからさらなる下落リスクもあるため注意が必要です。

そのため、長期投資を考える場合は今すぐ買うのではなく、今後の情勢を見てリバウンドしてからエントリーでも遅くはないと思います。

業績自体は悪くはないのですが、金利次第で業績が変わってくるので現段階が割安に見えてもまだエントリーするには不安な要素が多いですね。。

参照:https://kabutan.jp/stock/news?code=8306&b=n202504030290

3. まとめ

三菱UFJ・三井住友FG・みずほFGなどのメガバンク株は、米トランプ政権の相互関税発表や米長期金利の低下、円高の進行を背景に急落しました。

特に金利低下による利ザヤ縮小の懸念や日銀の利上げ期待の落ち込みが、銀行株に対する売り圧力を強めています。

今後の株価については、

  • 米長期金利の動向
  • 日本の経済環境と貸出需要
  • 日銀の金融政策
  • テクニカル指標のシグナル

これらを総合的に分析することで、投資判断を行う必要があります。

短期的にはボラティリティが高まる可能性がありますが、中長期的には金利環境の変化次第で株価の回復も期待できます。投資家は慎重に市場動向を見極めながら、戦略的な投資を行うことが重要です。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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