【2025年秋版】株価が下落していて反発(逆張り)が狙える日本株7銘柄

反発銘柄 株価予想と考察

2025年の株式市場は、全体的に株価は上昇しており、日経平均株価も新高値を更新しています。

しかし、特定の銘柄が伸びている一方で優良株が下落をしている銘柄も多くあります。

株価が企業の本質的価値とは無関係に売られすぎている銘柄は、市場が落ち着きを取り戻した際に、大きな反発(リバウンド)を見せる可能性があります。

この記事では、株式投資で大きなリターンを狙う「逆張り投資」の考え方に基づき、財務健全性が高く、独自の強みを持つにもかかわらず、足元の株価が下落している7つの日本株を厳選してご紹介します。

【この記事のポイント】
・なぜ今「反発狙いの投資」が魅力的なのかがわかる
・2025年秋以降に反発が期待できる具体的な7銘柄の選定理由がわかる
・各企業の強みや今後の成長戦略、株価の注目点がわかる

【2025年秋版】注目の反発期待7銘柄

ここからは、具体的な銘柄を見ていきましょう。

いずれも独自の強みを持ち、多くの消費者から支持されている有名企業ばかりです。

1. 良品計画 (7453) – 生活雑貨の王者の復活劇

「無印良品」を展開する良品計画は、シンプルで高品質な商品で世界中にファンを持つ企業です。

しかし、8月から株価が下落しております。

下落理由としては、8月の月次動向を発表した既存店売上高は前年同月比6.1%増となり、25年8月期は年間通してプラス成長を継続したが、伸び率は最も低水準となっており、株価が下落していました。

【反発が期待できる理由】

  • 株式分割
    • 8/28に2分割の株式分割を行っており、7000円近かった株価が3500円くらいになり買いやすくなりました。
    • NISA等で優待狙いの一般投資家が買いやすくなり株価が下がったら買いが増えるのではないかと考えます。
  • 3000円が下値抵抗線
    • 8月から株価が下落しており、3000円で下落がストップしております。
    • そのため、3000円が下値支持線になるのではないかと思い、そこから既に反発しております。
  • 一時的な調整段階
    • 上昇トレンドが続いていたことや、株式分割もあり一時的に株価が調整のため下落しているのかと思います。
    • しかしながら、株価が下落すると買いたい人も増えるので業績が良い銘柄は再度株価が回復すると考えられます。

2. KDDI (9433) – 安定と成長を両立する通信の巨人

携帯電話サービス「au」でおなじみのKDDIは、安定した収益基盤と高い配当利回りで知られる代表的なディフェンシブ銘柄です。

しかし、政府による携帯料金引き下げ圧力や、楽天モバイルの本格参入による競争激化への懸念から、株価は上値の重い状況でした。

【反発が期待できる理由】

  • レンジ内での底値
    • 過去のレンジとして2400~2500円でレンジを作っていたのですが、そのレンジを抜けて新たな上昇トレンドを築きました。
    • 上昇トレンド後、過去の高値である2700円が上値抵抗線となり株価が下落していました。
    • その後、過去のレンジの高値である2500円で株価が支持線となり、反発するのではないかと考えられます。
  • 75日線が支持線となる可能性
    • 今回の株価下落でも75日線上で株価がストップしております。
    • 25日線と75日線では株価の支持線となることが多いため、今回も支持線となり反発する見込みがあります。

3. ラウンドワン (4680) – 日米で躍進するエンタメ施設

ボウリングやクレーンゲームなど、複合エンターテインメント施設を運営するラウンドワン。

コロナ禍で大打撃を受けましたが、その後は急速に業績を回復。しかし、国内の消費マインドの冷え込みや、急ピッチな回復に対する警戒感から株価は調整局面を迎えています。

【反発が期待できる理由】

  • 米国事業の圧倒的な成長
    • 積極的な出店を続ける米国事業が、今や利益の半分以上を稼ぎ出す成長ドライバーとなっています。
    • 日本で培った運営ノウハウが米国でも高く評価されており、今後の出店余地も大きいのが魅力です。
    • そのため、シンプルに好業績を期待でき、株価が下がったタイミグで買う人が増えるのではないかと思います。
  • 過去の株価が支持線になる可能性
    • 株価が下落しているなか過去の株価が下値支持線になることが多いです。
    • 今回では6月につけた1200円近辺で株価の下落がストップし、反発する見込みがあります。

4. ZOZO (3092) – ファッションECの覇者の次なる一手

日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO。

EC市場の拡大を追い風に成長を続けてきましたが、市場の成熟化や競合の台頭により、以前のような高い成長率への期待が剥落し、株価は伸び悩んでいました。

【反発が期待できる理由】

  • 過去の株価反発ライン
    • 既に株価が反発していますが、反発したタイミングが過去に反発した株価である1300円です。
    • そのため、今回も同じく1500円くらいまでは上昇するのではないかと思います。
  • しかし!
    • これまでZOZOは横ばい続きで上昇トレンドにはなりきれないと考えられます。
    • そのため、今回も1500円くらいで横ばいに戻りそうなので注意です!

5. トライアルホールディングス (141A) – テクノロジーで小売を変革する急成長企業

「メガセンタートライアル」などを展開するディスカウントストア大手。

上場後の期待先行の買いが一巡し、株価は落ち着きどころを探る展開となっています。

【反発が期待できる理由】

  • 買収によるコスト増加
    • トライアルは西友を買収した結果、買収コストで利益が圧迫されたことで株価が下落していました。
    • しかしながら、一時的な業績悪なため長期的には回復するのではないかと思われます。
  • 75日線上での反発見込み
    • これまでのトライアルの株価を見る限り2500円近辺が適正株価になっており、今回も75日線上で反発しそのくらいに落ち着くか、上昇トレンドに回復するのではないかと思います。

6. ワークマン (7564) – 高機能・低価格市場の開拓者

作業服専門店から出発し、アウトドアウェアやスポーツウェアなど高機能・低価格なプライベートブランド商品で急成長を遂げたワークマン。

その驚異的な成長も、市場規模の拡大とともに徐々に成熟期に入りつつあるとの見方から、株価は高値から大きく調整しています。

【反発が期待できる理由】

  • 5500円での反発
    • 今回もすでに反発しているのですが、5500円を下値支持線として反発しています。
  • 一時的な調整段階
    • 無印良品と同じくこれまで上昇トレンドが続いており、調整として株価が下落したのではないかと思います。
    • そのため、一時的な調整が終わったタイミグが押し目となるでしょう。

7. メルカリ (4385) – フリマアプリの絶対王者の再成長

フリマアプリ「メルカリ」を運営する、日本のCtoC(個人間取引)市場のパイオニア。国内事業は盤石なものの、赤字が続く米国事業への懸念や、金融サービス(メルペイ)の競争激化などから、株価は低迷していました。

【反発が期待できる理由】

  • 25日線上で反発見込み
    • これまで同様25日線上で株価が反発する見込みがあります。
    • また、前回の下値である2200円も相まって反発する材料は揃っているのではないかと考えられます。

参照:https://kabutan.jp/

まとめ:暴落をチャンスに変えるために

今回は、2025年秋以降に株価の反発が期待できる7つの銘柄をご紹介しました。

銘柄名証券コード特徴
良品計画7453世界的なブランド力と事業再構築による復活期待
KDDI9433通信事業の安定性と非通信事業の成長性の両立
ラウンドワン4680絶好調の米国事業が牽引するエンタメ企業
ZOZO3092圧倒的なECプラットフォームとテクノロジー活用
トライアル141AリテールDXを武器に全国展開を目指す成長株
ワークマン7564盤石なブランド力と新市場開拓への挑戦
メルカリ4385国内事業の安定性と米国事業の黒字化期待

市場全体が悲観的なムードに包まれている時こそ、冷静に個々の企業の本質的な価値を見つめ直すことが重要です。

今回ご紹介した銘柄は、いずれも一時的な要因で株価が下落しているものの、それを乗り越えるだけの強固な事業基盤や明確な成長戦略を持っています。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/