日本市場の主要株価指数まとめ (2024/12/02～2024/12/06)
- 日経平均株価: 39,091円 (前週比：+883円, +2.3％)
- TOPIX: 2,727円 (前週比：+46円,+1.7％)
- 東証グロース市場250指数:634円 (前週比：-9円, -1.5%)
- 東証REIT指数: 1,641円 (前週比：-8円, -0.5%)
今週の日経平均株価は、週明けは上げたのですが、40000円付近が見えてきた週末は下げていましたね。
やはり、市場では１７～１８日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）や日銀金融政策決定会合では追加利上げを気にして上げるに上げれない相場が続いているのだと考えられます。
私の予想としては、FOMCでは利下げをして、日銀金融政策決定会合では利上げは今回はしないのではないかと思います。
現在、円高進行もしており、円高メリットを受ける小売り株が堅調に推移しています。
東証の小売業セクターは年初来高値を更新し、年初からの上昇率は21％に達し、日経平均やTOPIXを上回る成績です。
外食では吉野家<9861>やすき家を展開するゼンショー<7550>が堅調。専門店ではファーストリテイリング<9983>やしまむら<8227>が月次売上高を材料に上昇しています。
今後も為替動向とともに小売り株に注目が集まるでしょう。
銘柄一覧と予測（2024/12/02～2024/12/06）
今週（2024/12/02～2024/12/06）の株価上昇銘柄を予想結果と考察をしてみました。
ニチレイ、Ｆ＆ＬＣ、ＳＢＩホールディングス、ＵＮＥＸＴ、第一生命ＨＤ、楽天銀行の６銘柄について、現在の株価とトレンドから予想を行いました。
基本的には上昇トレンドの順張りスイングトレード向きの銘柄選択しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
また、銘柄選択の方法（スクリーニング）や株についての記事も書いているので参考にしていただければ！
https://blog-hero.com/
1. ニチレイ (2871)
- 12/2：¥4,323 → 12/6：\4,213（-110円）
- 買い理由：5日線・25日線が上向き、ゴールデンクロス形成中でテクニカル的に買いのサイン。
会社情報
冷凍食品やレトルト食品で知られるニチレイは、家庭用食品だけでなく業務用食品の分野でも高いシェアを持っています。安定した需要と効率的な生産体制で業績を維持しています。
株価予測
4,500円を目指す上昇が期待され、特にテクニカル指標が示すポジティブな動きを注視したいところです。
結果の考察
出来高も増加してこのまま上昇していくと思ったのですが、前回の上昇と同じく長期線を抵抗線に株価が下がってしまいました。
しかし、25日線が上向きになってきていることから、まだ上昇の余地はあるのではないかと思います。
2. Ｆ＆ＬＣ (3563)
- 12/2：¥3,440 → 12/6：\3,550（+110円）
- 買い理由：5日線・25日線が上向きで、トレンドの転換を示唆。
会社情報
エフアンドエルシーはフードデリバリーや外食関連の事業を展開しており、コロナ後の外食需要の回復を背景に安定した業績を上げています。
株価予測
3,500円を突破し、上昇トレンドが形成される可能性があります。5日線を下回らない限りポジティブな動きが続くでしょう。
結果の考察
12/３に発表した１１月度の月次情報で、国内「スシロー」既存店売上高が前年同月比８．０％増となり、１７カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されて株価は上昇しました。
やはり、上昇トレンドになっているのは理由があったんですね。
しかし、前回の高値(3710円)に近づいているので少し警戒する必要があります。
3. SBIホールディングス (8473)
- 12/2：¥3,834 → 12/6：\4,011（+177円）
- 買い理由：5日線・25日線が上向きで、上昇トレンド形成中。
会社情報
ネット証券事業で先駆的な存在のSBIホールディングスは、金融業界全般に広く事業を展開。特に保険や銀行分野への多角化で収益基盤を強化しています。
株価予測
4,000円台を目指す動きが期待されます。投資家の関心が高い銘柄で、出来高の推移に注目です。
結果の考察
12/２、「暗号資産（仮想通貨）交換業のＤＭＭビットコインは廃業する方針を固めた」と報じ、預かっている顧客資産はＳＢＩグループで同業のＳＢＩＶＣトレードに２０２５年３月ごろに譲渡するという。
これを受け、顧客基盤の拡大につながるとの見方からＳＢＩ株には買いが入っているようだ。
しかし、一時的な好材料なので株価は高止まりするのではないかと思います。
また、前回の高値(4200円)にも近づいており、そこも警戒すべきところではあります。
4. ＵＮＥＸＴ (9418)
- 12/2：¥1,683 → 12/6：\1,684（-1円）
- 買い理由：ゴールデンクロス形成中で、買いシグナルが点灯。
会社情報
動画配信サービスを展開するＵＮＥＸＴは、国内市場での高いシェアを背景に安定的な収益を確保。加入者数の増加とコンテンツ拡充で競争力を強化しています。
株価予測
短期的には1,700円を目指す展開が期待されます。ゴールデンクロスが形成されたため、さらなる上昇が見込まれます。
11/27に3分割され買いやすくなり、これまで株価が高くて買えなかった人たちが買ってくるのではないかと思います。
結果の考察
今週は横ばいチャートで終えました。1700円の壁が意外とあるのか上値が戻される展開になっています。
同業他社の通信会社も横ばいなので、モメンタム相場ではないのではないかと思います。
しかし、通信業はこれから利上げや相場が不安定になってくる時に輝く銘柄なので今のうちに仕込んでおくのも面白いかもしれません。
5. 第一生命ホールディングス (8750)
- 12/2：¥4,081 → 12/6：\4,336（+255円）
- 買い理由：出来高が増加中で、利上げ期待を背景に上昇の可能性が高い。
会社情報
国内最大級の生命保険会社の一つである第一生命は、長期的な安定収益を持つ優良企業。金利上昇の恩恵を受けやすいセクターの代表的存在です。
株価予測
4,200円台を目指す上昇が期待されます。利上げが進む環境ではさらに値を伸ばす可能性もあります。
結果の考察
先週末に日銀による利上げ観測がされたことで週明けは急上昇したのですが、週末は利上げが見送られる観測が出て、株価が下げてしまいました。
あまり日銀の利上げ期待はしない方が良いでしょう。
6. 楽天銀行 (5838)
- 12/2：¥4,310 → 12/6：\4,274（-36円）
- 買い理由：出来高増加と利上げ期待が重なり、上昇トレンドに転換する兆し。
会社情報
日本初のインターネット銀行として成長してきた楽天銀行は、利便性の高いサービスと広がる顧客基盤を持っています。楽天エコシステムとのシナジー効果が大きな強みです。
株価予測
短期的には4,400円を目指す動きが期待されます。利上げ期待が続く中、さらなる上昇も視野に入ります。
結果の考察
先週末に日銀による利上げ観測がされたことで週明けは急上昇したのですが、週末は利上げが見送られる観測が出て、株価が下げてしまいました。
利上げ期待で上昇していくと思ったのですが、どっちかわからない状況の場合は株価は乱高下してしまいますね。
まとめ
買い銘柄がある場合は同業他社の銘柄も上がっているかを確認した方が良い！
以上
