【銘柄分析】住友電気工業(5802)を図解で解説!株価・配当利回り・業績の展望を探る!

住友電工 個別銘柄分析

住友電気工業(5802)の分析まとめ

・電線最大手。車用ワイヤハーネスでは世界的。
・意外にも自動車事業が売上高の半分を占める

・売上・利益はV字回復!
・安定性と将来性もあるため買い

住友電気工業(5802)銘柄情報

それでは日本製鉄(5401)の情報を見ていきましょう!

住友電気工業(5802)の事業内容

電線最大手。車用ワイヤハーネスでは世界的。

住友電気工業の主な事業は、「環境エネルギー」「情報通信」「自動車」「エレクトロニクス」「産業素材」の5つの事業分野です。

同社はこれらの製品を通じて、エネルギーの効率化や持続可能な社会の実現に貢献しています。特に、電気自動車用のワイヤーハーネス事業や5G通信機器に関連する製品は、今後の成長をけん引する重要なセグメントです。

セクター別売上高比率

参照:https://sei.co.jp/ir/individual/step01.html

バランスのとれた多角化事業!
電線事業である環境エネルギー事業が一番売上高を占めていると思われていると思いますが、自動車事業が売上高の半分を占めていますね。
しかし、利益比率を見るとどの事業もしっかりと利益を出しており、バランスの良い事業群だと思われます。

そのため、自動車の売上が悪い年があっても別の事業で売上などをカバーできる点は良いですね。

自動車事業

人と車のインターフェースをテーマに、自動車内部のパワー・情報伝送を行うワイヤーハーネスを中心に数々の画期的な製品となってます。
世界シェアの3割を誇ります!

情報通信事業

FTTH(ファイバ・トゥ・ザ・ホーム)などの光ネットワーク構築に必要な光ファイバ・ケーブルをはじめ、光コネクタ、光ファイバ融着接続機、光通信用モジュール、デバイスを提供。

環境エネルギー事業

創業以来、電力の安定供給のキーテクノロジーである電線・ケーブルの技術開発に取り組んできました。
業界のトップとして他社に先駆け、大容量の電力を安定して供給する超高圧電力ケーブルや環境に配慮したエコロジーケーブルを開発。

エレクトロニクス事業

携帯電話機、パソコン関連機器、家庭用ゲーム機など、時代の最先端を行く電子機器の分野で当社グループのエレクトロニクス製品。

産業素材事業

電線・ケーブルの伸線技術を基盤にした素材開発力を生かし、土木建築に大きく寄与するPC(プレストレスト・コンクリート)鋼材、自動車や家電製品に使用される高強度・精密ばね用鋼線、およびスチールタイヤコードなどの特殊金属線などの特徴ある製品。

地域別売上高比率

売上高比率の約6割が海外!
2022年度(2023年3月末現在)の住友電工グループの関係会社は、世界に414社(国内105社・海外309社)。アジア、アメリカ、ヨーロッパを中心とした世界40カ国以上で、グループ社員数約29万人を擁するグローバルカンパニーとして展開しています。

自動車や電線系の事業で海外売上が安定して出ていますね。

住友電気工業(5802)の業績

売上収益の推移

参照:https://sei.co.jp/ir/individual/step01.html

売上・利益はV字回復!
2020まではコロナで売上が落ち込んでいるのですが、2023年度の業績では、売上高は前年同期比で増加し、特に自動車関連製品と電線分野での伸びが顕著でした。欧米やアジアを中心に需要が拡大しており、同社のグローバルな事業展開が業績を支えています。

特に、住友電工のワイヤーハーネス事業では、ガソリン車だろうがEV車だろうが自動車製造には必要不可欠な部分となりますので、住友電工のワイヤーハーネス事業は今後も成長が期待されており、持続的な利益拡大が見込まれています。

しかし、ドル円の影響を受けやすい企業であるため今後円高進行するのであればそこは注意しましょう。

住友電気工業(5802)の財務状況

財務状況は健全!
住友電工の財務基盤は堅実で、特に自己資本比率が安定しており、負債の管理も適切に行われています。加えて、キャッシュフローも十分に確保されており、今後の設備投資や研究開発費の増加に対応できる体制が整っています。

ROE・ROAは安定
ROE・ROA共に別にそんなに悪い数字ではないので問題ないと思います。

住友電気工業(5802)の株価

株価:2,352円
PER:12.6倍
PBR:0.79倍
配当金:77円(年)
配当利回り:3.06%%
配当性向:40%
時価総額:1兆8,673億円

※2024/9/25のデータ

2023年から上昇トレンド!
上記は住友電工の月足のチャートとなります。
住友電工の株価は、ここ数年で上昇しており、新高値である2500円を一時ブレイクをしてました。

特に、データセンター関連である情報通信事業への需要拡大が期待される中で、同社の株価もその流れに沿って成長する可能性があります。

テクニカル分析的には、2回目の2500円をブレイクするかどうかだと思います。次にブレイクしそうであれば買うのがいいかもしれません。

住友電気工業(5802)の配当金の推移

配当金も大幅UP
配当性向は約30~40%で推移しており、企業の利益をしっかりと株主に還元しつつ、将来の成長に向けた投資を継続しています。配当利回りが高めであることから、配当狙いの長期投資家にも魅力的な銘柄と言えるでしょう。

まとめ

安定性と将来性もあるため買い

住友電工は、今後も自動車市場や通信インフラの拡大に伴い、成長が期待される銘柄です。特に、世界的な電動化やAIブームの潮流は、同社の自動車関連事業や情報通信事業にとって大きなチャンスです。

また、5Gや6G通信技術の普及が進むことで、通信機器関連事業もさらなる成長が見込まれます。今後も注視すべき企業です。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/

以上