11月28日、ウェルネット(2428)が社会コストを引き下げる初めての「本人認証付き電子マネー」の構築で、日本通信と協業を開始したと発表されました。
この発表で、ウェルネット(2428)の株価が大幅反発しました。
この動きにはどのような背景があるのでしょうか?
本記事では、この出来事とその株価への影響について詳しく解説します。
結論
ウェルネット(2428)が大幅反発
・社会コストを引き下げる初めての「本人認証付き電子マネー」の構築で、日本通信と協業を開始したと発表。
・今回の協業により、来春を目途に安全な決済サービスやMaaSのデジタル乗車券などの提供を目指す。
・業績は良好なので、伸びていく可能性が高い
1.事業内容
ウェルネット株式会社は、社会インフラのデジタル化に貢献する企業として、多様な決済サービスを提供しています。
特に、コンビニなどの決済・収納代行大手であり、電子チケット、プリペイド電子マネーも成長しています。
公共料金や交通機関の電子決済、さらにデジタル乗車券などの分野で豊富な実績を持ち、利便性と安全性を兼ね備えたソリューションを提供しています。
キャッシュレス社会の進展に対応し、先進的なサービスを追求する姿勢が特徴です。
2. 出来事の概要
ウェルネット株式会社は、2024年春のリリースを目指し、日本通信株式会社と協業して「本人認証付き電子マネー」の共同開発を開始しました。
この取り組みは、政府が掲げるキャッシュレス決済比率向上という目標にも対応したもので、業界初となる「確実な身元確認」と「最高レベルの本人認証」を両立させた電子マネーが期待されています。
この新技術を活用することで、以下のようなサービスが実現する見込みです:
- 安全なキャッシュレス決済
- MaaS(Mobility as a Service)のデジタル乗車券
- オンライン取引における信頼性の向上
これらの機能により、利用者にとっての利便性が向上すると同時に、社会全体のコスト削減にも寄与する可能性があります。
参照:https://kabutan.jp/stock/news?code=2428&b=n202411280707
3. 今後のポイント
現在ウェルネットの業績は良好です。
25年6月期第1四半期(7-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比63.6%増の4.2億円に拡大し、通期計画の15億円に対する進捗率は28.5%に達し、5年平均の22.6%も上回っています。
そのため、今回の出来事もあり、今後の成長は期待できるのではないかと思います。
株価の方では900円付近を上値抵抗線になっており、なかなかブレイクしなかったのですが、今回の出来事を含めてブレイクしていけば強い上昇トレンドになるのではないかと思います。
4.まとめ
今回の協業発表を受けて、投資家や業界関係者からは、ウェルネットの今後の成長力への期待が高まっています。
日本政府の目標に合致した取り組みであることから、社会的な注目度も高まるでしょう。
また、MaaS分野におけるデジタル化が加速する中、このプロジェクトはモビリティ業界全体の効率化に寄与する可能性も秘めています。
今後の具体的なサービス内容や導入スケジュールについての続報が待たれるところです。
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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