半導体業界は、AIや自動運転技術、IoT(モノのインターネット)など、次世代のテクノロジーを支える重要な分野として注目を集めています。
しかしながら、最近は半導体銘柄は落下傾向にあり昨年までの盛り上がりに欠けます。
本記事では、半導体関連銘柄の中から特に注目すべき銘柄を取り上げ、これから株価が上がりそうな理由をテクニカル分析を交えて解説します。
日本の半導体銘柄のテクニカル分析
レーザーテック(6920)
まずはレーザーテックなのですが、現在下降トレンドの真っ只中です。
しかしながら、これまでのチャートを見ると15000円近辺で反発していることが分かります。
出来高もそれなりに落ち着いてきており、売りたい人は売った状況になったのではないかと考えられます。
そのため、そろそろ反発しそうな気がする程度で注意しておき、反発しだしたら買いかと思います。
東京エレクトロン(8035)
こちらは東京エレクトロンの週足チャートになります。
20000円が支持線となり、これ以下は下がらないのではないかと考えられます。
バイデン米政権が半導体装置やAIメモリー半導体の中国向け販売規制を強化することを検討していると報じていましたが、
報道では「以前想定されていたより厳しい措置には至らない」としており、半導体メーカーの事業環境に対する悲観的な見方を和らげて、売り方の買い戻しを誘う形となっています。
こういったことから、下降トレンドは落ち着いて年末にかけて上がっていくような気がします。
ルネサス(6723)
ルネサスのチャートも同様に2000円を支持線に下降トレンドから横ばいチャートに変化しています。
また、出来高も落ち着いてきており、買いが入るのではないかと考えられます。
ディスコ(6146)
ディスコのチャートでは、下降トレンドが終了し、微上げに転じています。
それに伴い13週線も横ばいになっており、出来高も増加してきているのでここから上がってくるのではないかと思います。
米国の半導体銘柄のテクニカル分析
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)
5000付近を軸に横ばいチャートを形成しています。
下に下がったら買われているので一定の買い圧力は強いように思われます。
そのため、半導体銘柄を牽引するエヌビディアが上昇してくれれば上昇トレンドに転換するのではないかと思います。
エヌビディア(NVDA)
上記はエヌビディアの週足チャートなのですが、なんだかんだで上昇トレンドを維持しています。
業績は依然としてとても良いのですが、直近は下げが先行しました。
しかしながら、先週では下髭を付けていることから買い圧力が少なくはないことがわかります。
出来高が減少しているので、何かポジティブ材料が出て、資金が集まってくるようであれば再度強い上昇を見込めます!
まとめ
半導体銘柄は、長期的な成長が期待される業界です。
短期的なテクニカル分析に加え、業界全体の動向や各企業の業績にも注目することで、リスクを抑えた投資判断が可能です!
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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