中東情勢で日経平均株価は10%調整で底値圏が近い?JDI&東洋エンジ株暴騰を分析!

投資日記

1. 今週の相場概況

まずは今週のマーケット全体の振り返りからです。

2月末のお祭り騒ぎから一転、3月は非常に息苦しい相場環境となっています。

  • 日経平均株価: 53,751円(前月比 -5,099円 / -8.66%
  • ドル/円: 159.00円(前月比 +3.03円 / +1.94%

参照:https://kabutan.jp/

【相場分析】3月相場を振り返る

  • 月初(3月上旬):
    • 2月26日につけた年初来高値「59,332円」の余韻を残してスタートしたものの、米国・イスラエルによるイランへの軍事攻撃という強烈な地政学リスクが勃発。
    • ホルムズ海峡の実質封鎖報道により、WTI原油先物が一時100ドルを突破し、市場は一気にリスクオフ(資金引き揚げ)一色に染まりました。
  • 中旬(3/5〜3/13):
    • 原油高が一旦落ち着きを見せ、値ごろ感からの押し目買いや米国株の反発に支えられて一時リバウンド。
    • しかし、中東情勢の長期化懸念が重石となり、上下に激しく振らされる「ボラティリティの高い展開」が続きました。
  • 直近(3/16現在):
    • 日経平均は53,751円で3日続落。原油100ドル台の高止まりが投資家心理を冷やしていますが、後場には突っ込み警戒感からの買いも入り、なんとか下げ渋る動きを見せています。
    • 年初来高値からは約9〜10%の調整局面です。

テクニカル分析と今後の展望

アノマリー(経験則)として、3月は過去30年平均で「値幅が最も大きくなる月(平均10.7%)」と言われています。

今年もご多分に漏れず、強烈な波乱相場となりました。

チャートに目を向けると、日経平均株価は完全に25日移動平均線を下回り、短期的な下降トレンドへと転換しています。

現在の最大の防衛線は「54,000円前後」の下値支持線(サポートライン)です。

もしここを明確に割り込むと、さらに下にある75日移動平均線(約53,000円)まで真空地帯となり、中長期的な下降トレンドへ突入するリスクが高まります。

ただし、悲観ばかりではありません。直近では54,000円前後で下げ渋り、横ばい(日柄調整)の動きを見せ始めていることから、「底値圏が近い」という見方もできます。

TOPIXも3,610ポイント台で底堅く推移しており、日本株全体の崩壊には至っていません。

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しかし、中東情勢のヘッドライン一つで相場は容易にひっくり返るため、「ダメなら即撤退」の身軽さを維持しておくことが絶対条件です。

どうなるかはわからないためもっと悪化しそうであれば手をすぐに引くことが重要になってきます。


2. 今週の注目銘柄

地合いが悪い中でも、特定のテーマを持った銘柄には強烈な資金が流入しています。

ジャパンディスプレイ(6740)

3月を通じて最もホットだったのがJDIです。

政府による総額5,500億ドルの対米投融資枠において、米国工場新設の打診があったとの報道を機に、株価が短期間で4倍超に跳ね上がるという異例の急騰劇を演じました。

中国依存からの脱却や防衛サプライチェーン強化という「国策テーマ」のど真ん中に位置したことが爆発の理由です。

しかし、現在のチャートを見ると完全に投機筋のマネーゲーム(仕手株化)の様相を呈しています。

ファンダメンタルズを無視した値動きになっているため、デイトレードの超上級者以外は、火傷を避けるためにも手出し無用と見ています。

東洋エンジニアリング(6330)


中国の輸出規制強化や、南鳥島沖のレアアース泥共同開発の報道を受け、三井海洋開発(6269)や東洋エンジニアリング(6330)などが頻繁に物色されています。

現在は初期の熱狂が過ぎ去り、テーマとしては一旦落ち着きを見せています。

しかし、資源系は「好材料が出ると即座に資金が向かう」という特性があります。

そのため、2,000円〜3,000円台のサポートラインまで引き付けて安値で仕込んでおき、次のニュースで吹き上がった瞬間に売り抜ける、というスイングトレードのセオリーが非常に機能しやすいセクターです。

三菱重工業(7011)


中東情勢の緊迫化=防衛株買い、というセオリーに反して、株価が下落する場面がありました。

これは防衛テーマが否定されたわけではなく、機関投資家による「相場全体のリスクオフに伴う、流動性の高い大型株への換金売り」に巻き込まれたことが主な要因です。

しかし、株価は4,600円付近でしっかりと底を打ち、反発基調に入っています。

高市政権下における「防衛力強化」の国策は揺るぎなく、防衛省との取引額で群を抜く同社への投資マネーの流入は今後さらに加速するでしょう。

まずはレンジ相場を上抜けし、今週明けにつけた上場来高値5,208円の奪還が当面のターゲットとなります。

INPEX(1605)

中東情勢のもう一つの主役が石油関連です。

原油価格(WTI)が100ドルを超える中、INPEXにとっては強烈な追い風が吹いています。


当初は「ホルムズ海峡が封鎖されれば、物理的に原油の輸送ができず業績悪化に直結するのでは?」という思惑から売られる場面もありました。

しかし、現在市場はシンプルに「原油高=業績上振れ」を評価して株価は上昇トレンドを描いています。

ただし、これは諸刃の剣です。中東情勢が劇的に改善し、原油価格が急落に転じれば、株価も一気に梯子を外されるリスクがあります。

WTI原油先物のチャートとセットで監視し続ける必要があります。


3. My売買記録(100万円チャレンジ)

目標100万円(現在:+95,000円

元手から100万円を目指すリアルなトレード記録です。

📈 本日の売買

取引無し(ノーポジション待機)

【振り返り】「休むも相場」を貫く勇気

今週は一切の取引を行わず、監視に徹しました。

私のスイングトレードの基本ルールは「高値ブレイクアウト」または「明確な上昇トレンドへの順張り」です。

現在のように日経平均が25日移動平均線を下回る下降トレンド、かつ中東の地政学リスクという「予測不能な外部要因」で上下に振らされる相場は、マイルールから完全に外れています。

「安くなったから買う」という値ごろ感での逆張りは、落ちてくるナイフを掴む行為になりかねません。

利益を出せない焦りはありますが、資金を減らさずに次の大波を待つ「休むも相場」の姿勢こそが、長く生き残るための最大の防御だと自分に言い聞かせています。。。。


5. 明日の戦略

明日に向けて、いよいよ現金100%(ノーポジション)からの買い準備を始めます。

  1. 54,000円のサポートラインの確認:
    • 日経平均がこの水準で数日間下げ止まり、下ヒゲをつけるなどの反発サインが出た場合、底打ちの可能性が高まります。
  2. 外部環境のチェック:
    • 「WTI原油先物が100ドルから落ち着いているか」「ドル円が159〜160円のレンジ内で推移しているか」。
    • この2つが安定していれば、日本株全体へのパニック売りは和らぎます。
  3. 優良株への打診買い:
    • 日経平均が25日線を上抜けるまでは警戒しつつ買い銘柄を探していきます。
    • 三菱重工のようにいち早く底を打って反発し始めている強い銘柄や、業績が良いのに相場全体に連れ安して割安放置されている銘柄に対し、少額での「打診買い」を検討します。

引き続き、中東のヘッドラインニュースには最大限の警戒を払い、想定外の事態が起きれば即座に撤退できる身軽さで相場に向き合っていきましょう!

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/