【2025年秋版】高値ブレイク後も狙える、これから伸びる厳選日本株5銘柄

高値ブレイク銘柄5選 株価予想と考察

こんにちは!株式投資で未来を切り拓くブログ「マネーの羅針盤」へようこそ。

記録的な猛暑が続いた夏が終わり、いよいよ秋相場の到来ですね!

「夏枯れ」と言われる停滞ムードから一転、市場が活気を取り戻すこの季節は、絶好の投資チャンスでもあります。

特に注目したいのが、直近2ヶ月(7月~9月)で年初来高値を更新した銘柄たちです。

高値ブレイクは、それ自体が強い上昇トレンドの証であり、業績の好調さや将来性への期待が株価に反映された結果と言えます。

そこで今回は、私たちが独自の視点で徹底的にリサーチした結果、高値ブレイク後もさらなる上昇が期待できる、将来性豊かな銘柄を5つに絞り込み、ご紹介します。

それぞれの銘柄が持つ「伸びる材料」を、初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください!

1.【1605】INPEX:株主還元とGXで新ステージへ向かう資源の巨人

まず最初にご紹介するのは、日本のエネルギーを支えるリーディングカンパニー、INPEXです。

「原油の会社でしょ?今さら?」と思われるかもしれません。しかし、同社は今、大きな変革の時を迎えています。

高値ブレイクの背景

  • 好調な業績と積極的な株主還元:
    • 堅調な原油価格を背景に、2025年12月期の業績予想を上方修正
    • さらに、年間配当の増額と大規模な自己株式取得を発表し、株主への利益還元を強化する姿勢が市場から高く評価されています。
  • 地政学的リスクの高まり:
    • 世界情勢の不安定化は、エネルギー安全保障の重要性を改めて浮き彫りにしました。
    • 国内最大の石油・天然ガス開発企業である同社の存在価値は、かつてなく高まっています。

株価は安定した配当利回りに支えられ、下値リスクは限定的。

まさに、「守り」と「攻め」を両立した、長期投資に最適な銘柄と言えるでしょう。

2.【167A】リョーサン菱洋ホールディングス:半導体商社の新星

次に、日本の基幹産業である半導体分野から、リョーサン菱洋ホールディングスをピックアップします。

2024年4月にリョーサンと菱洋エレクトロが経営統合して誕生した、まだ若い会社ですが、その実力は折り紙付きです。

高値ブレイクの背景

  • 統合によるスケールメリット:
    • この統合により、売上高5000億円規模の国内トップクラスのエレクトロニクス商社が誕生しました。
    • 両社が持つ幅広い製品群(ルネサス、NVIDIA、ソニーなど)と顧客基盤を掛け合わせることで、大きなシナジーが期待されています。
  • 半導体市場の回復期待:
    • 生成AIの爆発的な普及や、EV(電気自動車)・産業機器向けの需要拡大を背景に、半導体市場は再び成長サイクルに入ると見られています。

経営統合による効率化が進み、本格的なシナジー効果が発揮されるのはこれからです。

半導体という成長産業の中核で、独自の付加価値を提供する同社は、高値更新後も力強い成長を続ける可能性が高いと見ています。

3.【1803】清水建設:建設DXと洋上風力で未来を創るスーパーゼネコン

建設業界からは、スーパーゼネコンの一角、清水建設を選びました。

建設業界と聞くと、人手不足や資材高騰といったネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、同社は最先端のテクノロジーと新たな事業領域への挑戦で、その逆境を乗り越えようとしています。

高値ブレイクの背景

  • 好調な受注と採算性の改善:
    • 国内の旺盛な再開発需要や、半導体工場の建設ラッシュを背景に、受注は絶好調。
    • 資材価格高騰分を工事価格へ適切に転嫁する動きも進み、収益性が改善傾向にあることが評価されています。
  • PBR1倍割れの修正期待:
    • 同社はPBR(株価純資産倍率)が依然として1倍を大きく下回っており、東京証券取引所が推進する「資本コストや株価を意識した経営」の実現に向けた取り組み(増配や自社株買いなど)への期待も株価を押し上げています。

これから伸びる材料:建設の枠を超える未来事業

国内の堅調な建設需要を足元で固めつつ、DXと洋上風力という未来の大きな柱を育てる清水建設。

業界の構造変革をリードする存在として、株価も新たなステージを目指すことになるでしょう。

4.【1909】日本ドライケミカル:国土強靭化を追い風に成長する防災のプロ集団

4つ目は、少しニッチながらも、私たちの生活に欠かせない「防災」分野から日本ドライケミカルをご紹介します。

地震や水害など、自然災害が頻発する日本において、防災関連市場は今後ますます重要性が増していくと考えられます。

高値ブレイクの背景

  • 安定した業績成長:
    • 消防用設備の設計・施工からメンテナンスまでを一貫して手掛け、安定した収益基盤を構築。
    • 特に、データセンターや物流倉庫、半導体工場といった、高度な防災システムが求められる施設からの受注が好調で、業績を牽引しています。
  • 株主還元の強化:
    • 安定した財務基盤を背景に、配当性向の引き上げを掲げるなど、株主還元への意識も高く、投資家からの評価を高めています。

これから伸びる材料:国策としての「防災・減災」

同社の成長を後押しするのは、個別の防災需要だけではありません。

景気の波に左右されにくいディフェンシブな性格を持ちながら、国の政策という強力な追い風を受ける同社は、まさに「縁の下の力持ち」として、これからも着実な成長を続けることでしょう。

5.【1301】極洋:水産資源の安定供給と健康志向で世界へ羽ばたく

最後は、私たちの食卓に欠かせない水産物。その大手である極洋です。

世界的な人口増加と健康志向の高まりを背景に、水産物の需要は今後も拡大が見込まれます。

高値ブレイクの背景

  • 価格改定の浸透と収益性の向上:
    • 原材料費やエネルギーコストの上昇分を製品価格へ転嫁することが進み、利益率が大幅に改善。2025年3月期は過去最高益を更新する見通しです。
  • 円安の恩恵:
    • 海外での水産物販売や加工事業を展開しており、円安が業績にプラスに作用しています。

これから伸びる材料:グローバルな需要拡大と養殖事業

国内市場での確固たる地位を築きながら、世界の食糧問題と健康ニーズに応えることで、さらなる成長を目指す極洋。

その株価は、まだそのポテンシャルを十分に織り込んでいるとは言えません。

参照:https://kabutan.jp/

まとめ:未来の成長ストーリーに投資する

今回ご紹介した5つの銘柄は、それぞれ異なる分野で事業を展開していますが、共通しているのは、「足元の業績が好調である」ことに加え、「明確な未来の成長ストーリーを持っている」という点です。

  • INPEX: エネルギーの安定供給とGX(グリーン・トランスフォーメーション)
  • リョーサン菱洋HD: 半導体市場の成長と経営統合によるシナジー
  • 清水建設: 国内建設需要と建設DX・洋上風力という新事業
  • 日本ドライケミカル: 国土強靭化という国策と新たな防災ニーズ
  • 極洋: 世界的な水産物需要の拡大と持続可能な養殖事業

高値ブレイクという事実に加え、その背景にある「なぜ上がっているのか?」、そして「これからどうなるのか?」を深く考察することが、株式投資で成功するための鍵となります。

この記事が、あなたの未来を豊かにする投資のヒントになれば幸いです。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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