【株ブログ】伝説の投資家BNFの投資手法まとめ!現在はどのような投資をしている?

BNF 株の知識

BNFさんについてどういった人なのか、どういった投資手法なのかを調べてみました!
彼の投資手法は、様々なメディアや2chなどのSNSで伝えられているものをかき集めてまとめてみましたので是非とも参考にしていただければと思います!

BNFさんの手法が活躍した時代と今では相場環境も変わっていますが、彼の考え方や投資法には学べる点が多く、参考にしたいものです。

ここでは、164万円から200億円に資産を増やしたBNF氏の投資法を解説します!

結論

・投資スタイルはスイングトレード
・状況に応じて順張りと逆張りを使い分ける
・順張りは監視銘柄数と連れ高が期待される銘柄
・短期の逆張りは乖離率が大きいも銘柄
・損切りは想定を超えたら早く行う

投資家BNFとは

BNF(ビー・エヌ・エフ)とは、日本の個人投資家です。「B.N.F」の呼称は当人が使用している2ちゃんねるでのハンドルネームから来ているそうです。

特に「ジェイコム誤発注事件」で一躍有名となり、マスメディアでの通称は「ジェイコム男」とも呼ばれています。

「ジェイコム誤発注事件」とは、
2005年にみずほ証券の担当者が誤発注でジェイコム株「61万円1株」売りを売りとするところ、「1円61万株売り」の売り注文と入力を間違えたことで起きた事件となります。

BNFさんはこのミスにいち早く気付き、20億の利益をあげたらしいです。

しかしながら、ただ運が良かっただけでは?と思われがちですが、このような事件だけで資産を増やしていったわけではありません。

事件前後も着実に資産を増やしていることから、天才的な投資センスがあることが分かります。

BNF氏の資産推移

参照:https://cashqa.com/bnf-shuhou/#google_vignette

元手164万円 → 200億円

2000年にバイトで貯めた164万円から投資を始めたBNF氏は、同年末には280万円に増やし、スイングトレードを開始。

2001年には6100万円、2002年には9600万円、2003年には1億7000万円、2004年には11億5000万円にまで資産を拡大しました。

2004年には「BNF」の名で2chに登場し注目を集め、2005年には資産が80億円に。ジェイコム事件でも約20億円を短期間で稼ぎ出しました。

特にこの資産推移で注目したいのは数千万から億に行ったタイミングよりも、280万から6100万になったタイミングではないでしょうか?

その一年でBNFさんの投資スタイルが確立されたと思われます。その手法はどういったものかを紹介していきます!

BNF氏の投資手法

BNF氏の投資手法は、相場の流れに乗る「順張り」と、相場の底値を狙う「逆張り」を巧みに使い分けることが特徴です。

順張りスイングトレード

株価は不思議なもので、会社の価値は何も変わってないのに、その日のニューヨーク市場や先物の動向など、相場全体の雰囲気で上下するんですよね。
仮に鉄鋼株を例にとると……たとえば相場の雰囲気がいい日などは、住友金属、新日本製鐵、神戸製鋼所、JFE ホールディングスなど、その分野の主力株が軒並み騰げるんです。


連れ高にはパターンがあるんです。
たとえば鉄鋼なら、前兆として上の 4 社のどれかが、日経平均とともに騰げ始める。
しかしこの前兆段階だと、他の 3 社のどれかが、まだ騰がってなかったりするんです。


そんなときすぐ買いを入れるんですよ。
騰げるときには相場全体が一気に騰がるから、連れ高を利用した方が儲かるんです。
それ(連れ高が予測される瞬間を具体的にどう見極めるのか)ばかりは様々な企業の値動きを 1 日中見て“体得する”ほかないですね。


毎日これ(登録銘柄リスト)を見続けると“一気に下がっていたハイテクが値を戻し始め、すると日経平均が上がり、相場が強くなってきたのを受け鉄鋼も騰げ始める”というイメージが湧くんです。
儲かったのは僕の実力じゃなくて、単に時代のおかげ。
すべては相場環境しだいなんですよ。

「CIRCUS (サーカス) 2006年04月号」

順張りスイングトレードでは、短期の値動きに注目しながら、上昇トレンドにある銘柄を買い、価格が上がった段階で売るスタイルを採用しています。

BNFさんの順張り手法について要点は以下になります。

・セクターの主力株を把握し監視する
・出遅れ銘柄を発見したらすぐに買いを入れる
・連れ高の予測は体得するしかない
・毎日銘柄リストを見続けると相場の動きがイメージできる

BNF氏の順張りスイングトレードの肝は、連れ高銘柄を狙うという事です。

セクターごとに関連銘柄を把握して、上げ相場でまだ上がっていない銘柄があればそれが購入対象ということです。この時指標となるのは日経平均となります。

出遅れ銘柄を発見するためにも、BNFさんは約700銘柄を常時監視していました。

これは初心者には難しいかもしれませんが、自身が注目している業界に絞って連れ高を探す手法を用いると良いでしょう。

逆張りスイングトレード

逆張りスイングトレードは、短期間で売られ過ぎた銘柄に注目し、底値で買って反発を狙う戦略です。

BNFさんは株価が落下しているときも利益を出しているやり方は、乖離率逆張り手法です。

これは25日移動平均乖離率を見て、大きく下げている銘柄を買っていくというテクニックです。

BNFさんの逆張り手法について要点は以下になります。 

・過去の25日移動平均線からの乖離率(当時では最低20% 安心して買えるのは35%以上)
 →乖離率は今の相場に合わせた方が良さそう
・相場の雰囲気
・出来高が高まった下落であること
・ボリンジャーバンドのシルマ線に到達していること

※株人口が増えた影響で思ったようなリバウンドにならないと後に語っています。

また、逆張り聞いて嫌な思い出が沢山あるかと思いますが、BNFさんは以下のようなことを言っています。

・下げ相場でも現物のみの短期逆張りは有効
・底を見極め買うことができれば一泊二日の短期でも利幅が取れる
・損切りが早ければリスクはそんなにない

BNFさんの利確・損切りタイミング

損切りタイミング

BNFさんは、損切りを徹底しており、投資においてはリスク管理が最優先とされています。

順張り・逆張り問わず、想定を超えて下落するケースはすぐさま損切りをするそうです。

大事なのは損切りを早くすることでしょうか。僕自身は、想定より下がった場合には、上がるまで待つことはせず、早めに損失を確定させています。

「週刊ポスト2006年1月号」


BNFさんも我々と同じ人間ですので、損切り予想を外して大反発して損切りタイミングを見誤ることが多々あると言っています。

それでも損切りを早くすることが重要となっていき、利益を出していく教訓かと思います。

利確タイミング

利確のタイミングは、株価が2~3%上昇すれば決済。よほど相場がよくない限り、7~8%まで上昇するのを待つようなことはしないそうです。

例えば逆張り手法では、

株価1000円の銘柄が700円まで下落したときに買えた場合、とりあえず750~760円まで戻れば売り

BNFさんの監視銘柄と保有銘柄

BNFさんの監視銘柄や保有銘柄についての詳細は明かされていませんが、一般には高流動性の大型株や短期間での値動きが活発な銘柄に注目していると推測されています。

また、指数への影響が大きい業種や時期ごとのトレンドに沿って、戦略的に選定されています。

BNFさん自身の資産増加に伴って、監視銘柄と保有銘柄が変わってきた事を吐露しています。

通常はだいたい 30 銘柄から 70 銘柄を保有していますが、株価のチャートなどが頭に入っている監視銘柄だけでも 600 銘柄から 700 銘柄くらいはあります。

「KING 2007年10月号」

監視銘柄の数が700銘柄というのには驚かされます。このような努力があるからこそ資産を増やしてきたし、天才と呼ばれる所以なのではないかと思います。

BNFさんの現在の投資は?

2008年には資産が200億近くになり、資金が大きくなったゆえに、株式市場での影響を考えて不動産投資をしているのではないかと考えられています。

それ以降は大株主に、名前を連ねることも無くなり、音沙汰が無くなりました。

まとめ

BNF氏の投資手法は、独自の順張り・逆張り戦略や厳格な損切りのルールに支えられたものであり、初心者にとっても学ぶべき点が多いです。

例えば、基本的なリスク管理の重要性や、トレンドの把握が利益につながる点などが挙げられます。BNF氏の手法を参考にしつつ、リスクを最小限に抑えた小さなトレードから始めてみるのも良いでしょう。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/