【銘柄分析】三和HD(5929)を図解で解説!今後の株価や配当の見通しを分析!

三和HD 個別銘柄分析

三和HD(5929)の分析まとめ

・建築材料(シャッター・ドア)の製造と販売を強み
 →住宅需要や建設需要が伸びてくれば強い
・2024/3決算では増収増益で過去最高
・業績と財務状況と株価ともに良好

三和HD(5929)銘柄情報

それでは三和HD(5929)の情報を見ていきましょう!

三和HD(5929)の事業内容

シャッター最大手。重量・軽量とも国内首位。

三和ホールディングス(5929)は、日本の大手建材メーカーで、特に建築用のアルミサッシやドア製品に強みを持つ企業です。
また、取付工事やメンテナンス・サービスも収益の重要な一部となっています。

国内外で幅広い製品展開をしており、産業用から住宅用まで多岐にわたる製品ラインナップを持つことが特徴です。近年では、海外市場への進出にも積極的であり、アジアや北米市場でのシェア拡大を目指しています。

セクター別売上高

参照:https://www.sanwa-hldgs.co.jp/ir/individual/pdf/session_report_20231214.pdf

事業はシャッター・ドア製品一本!
三和HDの製品はシャッターやドア製品のみを扱っています。
しかし、シャッターやドア製品と言っても製品用途が様々で色々な製品を取り揃えております。

非住宅分野が過半数を占めており、工場や倉庫などの大型施設の需要が伸びてくると売上にも大きく関わってきます。
そのため、住宅や工場といった建設需要が増えているのか減っているのかを見極めて増えているのであれば、三和HDも伸びてくると予想しやすいですね。

上の画像のような製品が主要製品となります。

地域別売上高

参照:https://www.fisco.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/FISCO/sanwa-hldgs20240617.pdf

海外売上高比率は約6割
シャッターやドアなど基幹商品は、日・米・欧の3 地域で高シェアを獲得しており、バランスの良い地域別売上だと思います。
また、欧米ではM&Aを積極的に実施しており、事業拡大が見込めます。

三和HD(5929)の業績

売上収益の推移

売上・収益上昇傾向!
日本と米州の業績が好調で、米州では大幅増益となりました。欧州事業はウクライナ情勢などの影響で減益でしたが、全体としては堅調な成長を示しています。

やはり海外売上の増加が大きく業績に影響していることが分かりますね。
そのため、現在利下げをしている米国で住宅、非住宅の需要が伸びてくると予想されるので三和HDもその恩恵を受けて今後も売上を伸ばしてくるのではないかと思います。

三和HD(5929)の財務状況

財務状況は超健全
三和ホールディングスの財務状況は非常に健全であり、自己資本比率は57.7%と非常に高い安全性と収益性を誇っています。さらに、現金及び現金同等物は前年同期比23億円増加し、企業としての資本効率の向上が見られます。

ROE・ROAもここ10年安定
ROEは8%以上が目安、ROAは5%以上が一般的な目安となりますが、三和HDはお手本のような数字で凄く安定性と収益性を表していますね。

三和HD(5929)の株価

株価:3,820円
PER:19.6倍
PBR:2.89倍
配当金:78円(年)
配当利回り:2.04%
配当性向:39.8%
時価総額:8,748億円
※2024/9/27のデータ

株価急上昇中!
上記は三和HD(5929)の月足のチャートとなります。
業績の良さに伴い株価も2023年から上昇を続けています。25年の業績予想では少し減益なのですが、今後も業績を伸ばしていく余地はあると思うので長期保有メインの方は購入もありかと思います。

テクニカル分析的には4000円付近で一旦天井な気もしますが、ブレイクするほど勢いがあると思えば買いです。しかし、次の決算では減益予想をしているので決算を受けて今後も業績を伸ばす予想をしているのであれば買いで、横ばいになるのであれば様子見かなと思います。

三和HD(5929)の配当金の推移

なんだかんだで増配
三和HDでは減配はせずに連続増配に力を入れていることが分かります。また、自社株買いも行っており株主還元には力を入れているようです。
配当性向は直近では40%を超えており理想的な数値になっています。

まとめ

業績・株価ともに良好

三和ホールディングスは、国内外での強固な市場シェアと優れた財務基盤を持ち、今後も安定した成長が期待されています。

特に、日本と米州での事業拡大が引き続き成長を牽引する見込みであり、アジア市場でもさらなる収益拡大が見込まれます。投資家にとっては、長期的な視点での安定成長を期待できる銘柄と言えるでしょう。

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/

以上