「チャート分析を勉強しているのに、いざ実弾を投入すると全然勝てない…」
「エントリーした瞬間に逆行する…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、投資歴が浅い方や、なかなか勝てない初中級者の方には「共通する負けパターン」が存在します。
逆に言えば、相場の原理原則に基づいた正しいチャートの読み方を知るだけで、トレードの成績は劇的に向上します。
本記事では、私が初心者のうちに知っておきたかった「本質的なチャート分析方法」を、実際のチャート図解やパターンを用いて徹底的に解説します。
第0章:テクニカル分析での絶対的なルール
記事を読む前に、トレーダーとして絶対に胸に刻んでおいてほしい「死の掟」を一つお伝えします。
【トレーダーが一番やっちゃダメなこと】
テクニカル根拠でポジ持ったのに、含み損が大きくなった瞬間、急に“ファンダ目線”に変わって希望を持つこと。
「このラインで反発するはずだ」とテクニカル分析でエントリーしたのに、ラインを割って含み損を抱えた途端、「でも、この企業は将来性があるから」「日銀の発表が控えているから戻るはずだ」と、自分に都合の良いファンダメンタルズ(経済指標やニュース)を探し始める。
心当たりはありませんか? テクニカルで入ったなら、テクニカルの根拠が崩れた時点で即座に損切りする。
これができなければ、この先どんな素晴らしい分析手法を学んでも資金は溶けていきます。
この大前提を心に留めた上で、勝率を飛躍的に高めるチャート分析の極意へ進みましょう!
第1章:資金を溶かす「下手な人の逆張り」とは?
まずは、なぜあなたが相場で狩られてしまうのか、その原因から解明しましょう。
初心者が最もやりがちなミスが「根拠の薄い安易な逆張り」です。
強いトレンド中の「値頃感」は命取り

日足や月足といった「長期足」で大陽線が連続して発生し、強い上昇トレンドを描いている相場を想像してください。
ここで下手なトレーダーは、以下のような思考に陥ります。
- 「レジスタンスライン(抵抗線)があるから」
- 「ここまで上がったんだから、そろそろ落ちるだろう」
これが最悪の逆張りです。
強い上昇トレンドという「巨大な向かい風」が吹いているにもかかわらず、下位足(15分足や5分足など)に切り替えた時にたまたま出た「陰線」や「上髭ピンバー」を見て、「ほら、やっぱり反転のサインだ!」と勘違いして飛び乗ってしまいます。
結果は火を見るより明らか。強大なトレンドの波に飲み込まれ、あっさりと損切り(あるいは塩漬け)になります。安易な逆張りは禁物です。
トレンドには逆らわず、まずは「トレンドの勢い」を正確に測るスキルを身につける必要があります。
第2章:プロが実践する「上手い人の逆張り」2つの極意
では、勝っているトレーダー(上手い人)はどのように逆張りを狙うのでしょうか?
彼らは決して当てずっぽうではエントリーしません。明確な「勢いの低下」と「大衆の心理」を読み取ってから動きます。
極意①:トレンドの「勢い低下」+「複数のサイン」を待つ

上手いトレーダーが最初に行うのは、「トレンドの勢いが弱くなっている事」の確認です。
なぜなら、上昇の勢いが強いままで売り向かえば、トレンドに押し切られて無惨に散ることが分かっているからです。
逆に、チャート上で「高値の更新幅が狭くなってきた」「陽線の実体が小さくなってきた」など、トレンドが弱くなっている兆候が見えれば、それは買いの需要が低下していることを意味します。
相対的に売り圧力が強くなる可能性が高く、結果として相場が転換しやすくなります。
さらに、プロは「勢いの低下」だけで飛びつきません。
- 上髭ピンバー(高値圏で強い売り戻しがあった証拠)
- フォールスブレイクアウト(ラインを抜けたと見せかけて騙しになるパターン)
こういった複数の根拠(反転サイン)が重なるのをじっくりと見てからエントリーします。
極意②:「平行チャネル」で大衆の損切りを狙う

トレンドの弱化を確認する上で非常に有効なのが「平行チャネル」を引くことです。
高値同士、安値同士を結んで平行なチャネルを引くことで、トレンドの「上限」と「下限」が視覚的に限定されます。
これにより、市場参加者の間に明確な「天井意識」が芽生えます。
そして、価格がチャネルの上限で抑えられ、下限のラインを下抜けた瞬間が最大のチャンスです。
ここで、これまで買っていた層の「損切り売り」と、新たな「新規売り」が一気に入るため、価格は勢いよく下落しやすくなります。
ただし、そのまま上に抜けてトレンドが継続する場合もあるため、ラインタッチで思考停止するのではなく、そこでのローソク足の「反応(大衆がどう動いたか)」をしっかりケアするのがプロの技です。
最強の武器は「虎視眈々と待つ意識」

15分足以下の短期トレード(スキャルピングなど)ではまた違った考え方もありますが、初中級者はまず、「勢いの低下」や明確な「サイン」を待ってからエントリーすることを徹底してください。
トレンドの追い風がない相場では、「順張りで飛び乗るよりも、じっと待つ意識」を必ず持ちましょう。
勝てるトレーダーとは、自分の得意な形になるまで、虎視眈々と獲物を狙い続けるスナイパーなのです。
強いままの大陽線で「値頃感ショート」をするのではなく、値動きが弱くなった後のピンバーなどを確認してから、優位性の高いポイントだけで勝負しましょう。
参照:https://x.com/FxRumasan/status/2015201698709717244?s=20
第3章:トレンドラインの「角度」で相場環境を読み解く4ステップ
多くの人がトレンドラインを引きますが、「引いたラインが機能しない」と悩んでいませんか?
実は、引けるラインが全て“使えるライン”とは限りません。プロは「ラインの角度」から、現在がどの相場フェーズにいるのかを判断しています。
フェーズ①:ラインが引けない(最も強いトレンド)

急激な暴騰・暴落が起きている時、ローソク足がほぼ垂直に動き、トレンドラインすら引けない状態になります。
これはトレンドの「初動〜3波目」である可能性が高く、勢いが強すぎてラインが追いつかない状態です。
この相場での正解は「逆張りも順張りも非推奨。一切触れずに待つべき相場」です。
無駄に天井や大底を予想して自滅しやすい魔の相場です。「ラインが引けない=一切手を出さない」と脳に刻みましょう。
焦らなくても、その後必ずラインが引ける相場はやってきます。
フェーズ②:ラインの角度が「鋭角」(次に強いトレンド)

急激な動きが少し落ち着き、一応ラインは引けるものの、角度が非常に急(鋭角)な状態です。
このラインの厄介な特徴は、「下に抜けても、まだ上昇トレンドが続くことが多い(騙しになりやすい)」という点です。
強い上昇中は高値掴みになりやすいため、ここも基本的には「待つ相場」です。
初心者トレーダーは、この鋭角ラインを下抜けた瞬間に「トレンド転換だ!」と飛び乗って(お手付きして)負けがちです。
ここでの教訓は「引けるラインが“使えるライン”とは限らない」ということです。
フェーズ③:角度が一段階浅くなる(★一番取引しやすい相場!)

鋭角なトレンドが成熟し、横軸(時間)を使ってしっかりと調整(利益確定の売りなど)をこなすと、トレンドラインの角度が一段階浅くなります。
ここが、本トレンドの中盤〜後半であり、最も取引しやすいゴールデンステージです。
「トレンドライン下限での反発狙い(順張り)」と、「反発回数が増えて下抜けた際のトレンド転換(ブレイクアウト狙い)」の両方が通用します。
相場がさらに伸びるためには、必ず「調整」という名の準備運動が必要です。
角度が浅くなった綺麗なラインを見つけたら、絶好のチャンス到来と考えましょう。
フェーズ④:調整トレンド(浅い角度の逆行)

これは、本トレンド(例えば大きな上昇)の最中に、逆方向(一時的な下落)に発生する「調整」の動きです。
細かな下降チャネルやフラッグを形成することが多いです。
この浅い角度のライン(下降トレンド)は、順張り(下落)で小さく取るよりも、「本トレンド方向(上)へブレイクして抜けた時」に大きくトレードするために使います。
相場はこれら①〜④のフェーズを繰り返します。ラインの「角度」を意識することで、今は待つべきか、勝負すべきか、無駄に迷わずトレードできるようになります。
参照:https://x.com/FxRumasan/status/2014114660962930916?s=20
第4章:勝率を底上げする「鉄板チャートパターン」と「大陽線否定」
最後に、実戦で使える具体的なチャートパターンと、注意すべき「大陽線否定パターン」を紹介します。
これらは世界中のトレーダーが意識している形なので、暗記必須です。
順張りの王道パターン(継続を示唆)

トレンドの途中でこれらが出現したら、トレンド継続のサインとしてエントリーを検討します。
- アセンディング・トライアングル(上昇) / ディセンディング・トライアングル(下降)
- 水平な抵抗線と、切り上がる安値(切り下がる高値)で形成。
- 水平線を抜けた方向についていきます。
- 上昇ウェッジ / 下降ウェッジ
- トレンド方向とは逆に先細りしていく形。ブレイクした方向に強く伸びます。
- 上昇フラッグ / 下降フラッグ
- トレンドラインのフェーズ④で解説した「調整トレンド」の典型。
- 旗のような形を形成後、元のトレンド方向に抜けていきます。
【ポイント】 いずれのパターンも、ラインを明確にブレイクしたポイントがEN(エントリー)。
直近の安値/高値の少し外側が損切り。そしてパターンの値幅分を伸ばした先が利確の目安となります。
逆張りの王道パターン(転換を示唆)

トレンドの天井や底で出現しやすく、トレンド転換の強力なサインとなります。
- ダブルボトム(W) / ダブルトップ(M)
- 2回同じ水準で反発する形。ネックライン(間の谷・山)を越えたらエントリー。
- トリプルボトム / トリプルトップ
- 3回反発する、より強力なサイン。
- 逆三尊 / 三尊(ヘッド&ショルダー)
- 中央の山(谷)が最も高く(深く)、左右に小さな山(谷)ができる最強クラスの転換パターン。
- ネックライン抜けが強烈なエントリーポイントです。
警戒すべき「大陽線否定パターン」

上昇トレンド中に大きな陽線が出ると「まだまだ上がる!」と思いがちですが、以下の状況で大陽線が出た直後に強く売り叩かれた場合(否定された場合)は、急落のサインとなるため警戒が必要です。
- ジリ上げからの大陽線否定
- ジリジリと上がっていた相場で突如大陽線が出現し、その後すぐに全戻しするパターン。
- クライマックスの「最後の打ち上げ花火」であることが多いです。
- 高値ラインブチ破りからの否定
- 明確なレジスタンスラインを大陽線で勢いよく抜けた直後に、騙しとなって急落するパターン(フォールスブレイクアウト)。
- ネックライン割ってからの否定
- 三尊などのネックラインを割った後、戻り高値を作りにいく過程での否定パターン。
- 移動平均線(200EMAなど)に頭を押さえられている場合は特に下落圧力が強まります。
常に「移動平均線(EMA)」などの長期的な目線と組み合わせて、現在地を把握することが大切です。
参照:https://x.com/JO0sthSYpVRt2hn/status/2014898450576625931?s=20
まとめ:本当に勝ちたい人が守るべきこと
今回は初中級者向けに、以下の重要なポイントを解説しました。
- 強いトレンド中の「値頃感の逆張り」は絶対NG。
- 上手い人は「勢いの低下」と「複数のサイン」を待ってから仕掛ける。
- トレンドラインは「角度」を見て、今の相場が待つべきか勝負すべきかを見極める。
- 大衆が意識する「チャートパターン」を背にエントリーと損切りを徹底する。
そして最後にもう一度、冒頭の言葉を思い出してください。
「テクニカルでポジを持ったなら、ファンダに逃げない」
負けを認められる者だけが、相場の世界で生き残り、勝者へと成長していくことができます。
今日解説した内容は、本当に実践的で一生モノのスキルです。一度読んだだけでは身につきません。
ぜひこの記事を保存し、ご自身のチャートツールと照らし合わせながら繰り返し読んで、相場を見る目を養ってくださいね!
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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