【2025年最新】大型株でおすすめの成長銘柄4選!初心者でも分かる優良株の探し方

おすすめ 大型株 成長銘柄 株価予想と考察

2025年の株式市場が始まりましたが、「今年はどの株を買おうか…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

特に、株式投資を始めたばかりの方は、数ある銘柄の中からどれを選べば良いか分からなくなってしまいますよね。

今回のテーマは、「安定感のある大型株の中から、今後の大きな成長が期待できる銘柄」をご紹介します!

1.大型成長株を見つけるための3つのスクリーニング条件

では、具体的にどうやって無数の銘柄から「大型成長株」を探し出せば良いのでしょうか。

本記事では、以下の3つの条件でスクリーニング(銘柄の絞り込み)を行いました。

スクリーニング条件
過去3年の平均売上高の成長率 : 20%以上
ROE(自己資本利益率) : 10%以上
時価総額 : 3000億円以上

なぜこの3つの条件が重要なのか、一つずつ解説します。

条件1:過去3年の平均売上高成長率 20%以上

株価が長期的に上昇していく大前提は「良い業績」です。そして、その業績の源泉となるのが「売上高」。

売上高が力強く伸びていなければ、利益の継続的な成長は見込めません。

特に「成長株」と呼ぶからには、年率20%以上という高い成長率を一つの基準としました。

これは、企業が提供するサービスや商品への需要が非常に強く、事業が勢いよく拡大している証拠です。

売上高が伸びれば、いずれ利益もついてきて、1株あたりの利益(EPS)が増加し、株価上昇の大きな原動力となります。

条件2:ROE(自己資本利益率) 10%以上

ROEは「Return On Equity」の略で、「企業が自己資本(株主から集めたお金など)をどれだけ効率的に使って利益を生み出しているか」を示す指標です。

計算式は「ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」となります。

簡単に言えば、「経営の上手さ」を測るモノサシです。

ROEが高いほど、株主のお金を有効活用して、しっかりと稼いでいる効率的な経営ができていると評価できます。

一般的に、日本の企業のROEの目安は8%程度と言われています。

そのため、それを上回る10%以上を基準とすることで、より収益性の高い優良企業に絞り込んでいます。

条件3:時価総-総額 3,000億円以上

大型株の安定性を確保するために、企業の規模を示す「時価総額」にも基準を設けました。

一般的に、時価総額3,000億円以上の企業が「大型株」に分類されます。

時価総額が大きい企業は、事業が安定しており、市場からの信頼も厚いため、株価の急落リスクが比較的小さいという特徴があります。

▼スクリーニング結果一覧

上記の条件でスクリーニングした結果、該当した銘柄の一覧はこちらで公開しています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。(2025/2/8時点)

2.【2025年版】おすすめの大型成長銘柄4選

本記事では、この中からさらに事業内容や将来性を精査し、今後も株価の上昇が期待できると判断した4つの銘柄を詳しくご紹介します!

1. サンリオ(8136)

項目内容
事業内容『ハローキティ』などキャラクターの商品企画・販売、ライセンス事業、テーマパーク事業
時価総額約8,000億円
ROE約30%

成長ポイント

サンリオは、ハローキティ50周年企画が世界的に大成功を収め、業績が絶好調です。

特に北米や中国でのライセンス収入が想定を大きく上回る伸びを見せています。

また、国内でもインバウンド需要の回復が追い風となり、テーマパークや物販事業も好調に推移。

マーケティング費用などのコスト増をこなしながら、過去最高純益を更新する収益力の高さが光ります。

業績・株価の動向

近年の業績はV字回復を遂げており、株価もそれを反映して右肩上がりのトレンドを描いています。

グローバルでのキャラクタービジネスの成功が、企業価値を大きく押し上げている状況です。

将来性と懸念点

将来性:グローバルでのブランド力は健在で、今後も新たなキャラクターやIP(知的財産)展開による成長が期待できます。

懸念点:特定のキャラクターへの依存度が高い点や、為替レートの変動が海外事業の収益に影響を与える可能性があります。

2. レーザーテック(6920)

項目内容
事業内容半導体マスク欠陥検査装置の開発・販売。特にEUV(極端紫外線)向けで世界シェア100%
時価総額約4兆円
ROE約35%

成長ポイント

最先端半導体の製造に不可欠なEUV露光技術。

そのマスク検査装置で独占的な地位を確立しているのが最大の強みです。

また、次世代パワー半導体の材料として注目されるSiC(シリコンカーバイド)ウエハ向け検査装置も好調で、新たな収益の柱に育っています。

営業利益率35%以上という驚異的な収益性の高さも魅力です。

業績・株価の動向

半導体業界のスーパーサイクルに乗り、売上・利益ともに驚異的な成長を続けています。

株価も日本を代表するグロース株として市場を牽引する存在です。

将来性と懸念点

将来性:半導体の微細化・高性能化が進む限り、同社の技術は必要とされ続けるため、長期的な成長が期待できます。

懸念点:半導体市場のサイクル(好況・不況の波)の影響を受けやすいことや、米中対立などの地政学リスクが事業環境に影響を与える可能性があります。

3. SHIFT(3697)

項目内容
事業内容ソフトウェアの品質保証・テスト事業を主軸に、ITコンサルティングやシステム開発も手掛ける
時価総額約5,000億円
ROE約25%

成長ポイント

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進む中、ソフトウェアの品質はますます重要になっています。

SHIFTは、この「ソフトウェアテスト」という専門市場で圧倒的なシェアを誇り、高い成長を続けています。

M&Aにも積極的で、様々なITサービスをワンストップで提供できる体制を構築。

業績・株価の動向

創業以来、高い売上高成長率を維持し続けています。

株価は成長期待から大きく上昇してきましたが、市場環境によっては調整する局面も見られます。

将来性と懸念点

将来性:DXの流れは今後も加速するため、ソフトウェアテスト市場の拡大とともに継続的な成長が見込まれます。

懸念点:事業拡大に伴う優秀なIT人材の確保と育成が継続的な課題となります。また、積極的なM&A戦略がうまく機能するかどうかも重要です。

4. 寿スピリッツ(2222)

項目内容
事業内容「ルタオ」「フランセ」など、地域限定の土産菓子やギフト菓子の製造・販売
時価総額約3,500億円
ROE約18%

成長ポイント

コロナ禍からの経済正常化と、インバウンド(訪日外国人観光客)の急回復が最大の追い風です。

空港の国際線免税店での売上が大幅に伸長しており、業績を力強く牽引しています。

また、主要駅や観光地など好立地への出店戦略も奏功。

強力なブランド力を背景に、原材料高や人件費増を価格転嫁で吸収し、高い利益成長を続けている点も評価できます。

業績・株価の動向

インバウンド需要の回復期待から、業績・株価ともにコロナ禍の落ち込みから力強く回復しています。

人の移動が活発になるほど業績が伸びる分かりやすいビジネスモデルです。

将来性と懸念点

将来性:今後も訪日客の増加が見込まれるため、さらなる成長の余地があります。新ブランドの育成や海外展開も期待されます。

懸念点:国内の人口減少による土産市場の縮小リスクや、天候・災害などが観光需要に影響を与える可能性があります。

参照:https://kabutan.jp/

3.まとめ

今回は、2025年に向けて成長が期待できる大型株4銘柄と、その探し方について解説しました。

  • 「大型株×成長株」は安定と成長を両立させる戦略として有効
  • 「売上高成長率」「ROE」「時価総額」が銘柄選びの重要な指標
  • 紹介銘柄はサンリオ、レーザーテック、SHIFT、寿スピリッツの4社
  • 投資する際は「高値掴み」「集中投資」「業績チェック怠慢」に注意

株式投資は、魅力的な企業を見つけ、その成長を応援しながら、自分自身の資産も増やしていける非常に面白いものです。

今回ご紹介した内容が、あなたの銘柄選びの第一歩となれば幸いです!

また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
https://blog-hero.com/