FANG+インデックスは、次世代テクノロジーを牽引する企業で構成される株価指数で、成長性の高い企業群に連動した投資成果を目指すファンドです。
この記事では、FANG+インデックスの特徴、構成銘柄、メリット・デメリット、長期投資に向いているのか、FANG+に連動する代表的なETF・投資信託を徹底解説します。
FANG+インデックスとは?
FANG+インデックスは、米国を代表する次世代テクノロジー企業を中心に構成されたNYSE FANG+指数に基づいた株価指数です。
この指数の大きな特徴は、Facebook(Meta)、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)といった「FANG」銘柄に加え、AppleやTesla、NVIDIAなどを含む計10銘柄で構成されていることです。
これらの企業はインターネットサービス、エンターテインメント、クラウドコンピューティング、人工知能、半導体など、現代社会に欠かせない技術領域で大きな影響力を持っています。
高い成長性を誇るこれらの銘柄がポートフォリオに組み入れられていることから、FANG+インデックスは投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
参照:https://info.monex.co.jp/fund/guide/ifree-next-fang.html
FANG+インデックスの組み入れ銘柄と比率
2024年現在、FANG+インデックスを構成する主な銘柄と組み入れ比率は以下の通りです。
順位 | 銘柄名 | 国・地域 | 組入比率 |
---|---|---|---|
1 | エヌビディア (NVIDIA) | アメリカ | 10.0% |
2 | クラウドストライク (CrowdStrike) | アメリカ | 9.9% |
3 | ブロードコム (Broadcom) | アメリカ | 9.9% |
4 | メタ (Meta Platforms) | アメリカ | 9.8% |
5 | アップル (Apple) | アメリカ | 9.6% |
6 | アルファベット (Google) | アメリカ | 9.5% |
7 | ネットフリックス (Netflix) | アメリカ | 9.5% |
8 | アマゾン (Amazon) | アメリカ | 9.4% |
9 | マイクロソフト (Microsoft) | アメリカ | 9.2% |
10 | サービスナウ (ServiceNow) | アメリカ | 9.2% |
構成銘柄は定期的に見直され、業績の低迷した銘柄は除外されるため、インデックス全体としての成長性を維持する仕組みが組み込まれています。
参照:https://www.toushikiso.com/blog/toushin/ifreenext-fang.html
FANG+インデックスのメリット
1. 高い成長性
構成銘柄は、テクノロジー分野で革新的なビジネスモデルや製品を提供しており、テクノロジー分野の成長が株価に強く反映されるため、今後も市場拡大が期待されています。
2. 分散投資が可能
10銘柄で構成されているため、個別株に比べリスクが分散されています。
特に、FANG以外の企業も含むことで、インデックスの安定性が向上しています。
3. 定期的な銘柄入れ替え
業績が低迷した企業が除外される仕組みがあるため、長期的に優良な銘柄に投資できる点が魅力です。
FANG+インデックスのデメリット
1. 高いボラティリティ
成長企業が多く含まれるため、市場環境に左右されやすく、短期的な価格変動が大きい傾向があります。
2. テクノロジー株に偏っている
構成銘柄がすべてテクノロジー分野に属しているため、この業界が不調に陥った場合、インデックス全体のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
FANG+インデックスは長期投資に向いているか?
FANG+インデックスは、今をときめく米国のテクノロジー株のその成長性と革新性から、長期投資に向いていると言えます。(今からだと中期短期的には現在、米国株はバブル状態なので暴落する可能性があります。)
NASDAQやS&P500と比べると構成銘柄数も少ないので株価の値動きも激しくなってしまいますが、大部分を占める構成銘柄は同じなので、株価もNASDAQもS&P500もFANG+もなんとなくは同じ値動きをします。
そのため、高いボラティリティ(値動き)に耐えれる方であれば、高いパフォーマンスを発揮するFANG+インデックスの長期投資はありだと考えます。
NASDAQもS&P500もFANG+も現在、新高値更新をしていて高値掴みをしそうで怖くてなかなか買えないという人が多いと思います。
その言った方々は一括で全力投資をするのではなく、積み立て投資などドルコスト平均法を利用して買うことをおすすめします。
そうすることで、株価が下がっても買うことで価格変動リスクを緩和でき、長期間にわたって効果を発揮することができるでしょう!
FANG+に連動する代表的なETF・投資信託
FANG+インデックスに連動する投資信託として、以下の2つが挙げられます。
- iFreeNEXT FANG+インデックス:NYSE FANG+指数(円ベース)の動きに連動した投資成果を目指すファンドです。
- iFreeレバレッジ FANG+:同じくNYSE FANG+指数に連動し、レバレッジを活用して指数の2倍の値動きを目指すファンドです。
一方、FANG+インデックスに直接連動するETFは現在存在しないようです。(間違っていればすみません・・・)
しかし、類似の投資対象として以下のETFがあります。
- グローバルX US テック・トップ20 ETF(証券コード:2244):米国のテクノロジー関連企業20銘柄に投資するETFで、FactSet US Tech Top 20 Indexに連動しています。
このETFは、FANG+インデックスと同様に主要なテクノロジー企業を含んでおり、類似の投資効果が期待できます。
まとめ
FANG+インデックスは、次世代テクノロジーを牽引する優良企業で構成された指数で、高い成長性が期待できる一方で、市場環境に左右されやすいというリスクも持ち合わせています。
長期投資においては、ポートフォリオの一部として組み入れることで、その恩恵を最大限に享受できるでしょう。
また、テクノロジー分野の未来を信じ、リスク許容度が高い投資家にとって、魅力的な選択肢となり得ます。
また、銘柄選択の方法(スクリーニング)や株についての記事も書いているので参考にしていただければ!
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